イタリアのEffemusicからの一枚。エマニュエル・シチのテナー、アンドレア・ポッツァのピアノをフィーチャーしたワンホーン・カルテット作品。コクのある音色で、推進力に溢れたモーダルなフレーズを矢継ぎ早に畳みかけるシチのテナーが聴きもの。

セルビア産ピアノ・トリオ！女性ピアニストMaja Alvanovicを中心としたMajamisty TriOのファースト・アルバム。アトモスフェリックで映画音楽のような音世界とオリジナリティ溢れるアンサンブルが魅力的なお薦めピアノ・トリオ作品です！

ウェストヴァージニア州の小さな町に住んでいるジェニー・ウィルソンのピアノトリオ作品。粒立ちのよい、切れ味と抒情実豊かなピアノ・プレイはもとより、作曲が抜群。アメリカの田舎町の田園風景や、街並みが見えてきそうな楽曲で、和めます。

オハイオ出身のドラマーが率いるピアノトリオ作。Vlad Girshevichの”颯爽”という形容が誠にピッタリくるピアノがとても良い！ピアノトリオ・ファンに自信をもってお薦めできる隠れ名盤。

NYで活躍するテナー奏者、Zack Liptonのデビュー作。NYで新たな世代が着々と育ってきているのが実感できる内容。核になっているのは、あくまでもZack Liptonのサックス、アドリブで勝負しているのが好ましい。

ドイツで活躍しているドラマーOliver Strauchが、NYで録音したピアノトリオ。ケニー・ワーナーのストレートな好演ぶりは、同じくドラマーのアレックス・リールがリーダーとなったカウベルからリリースの「GET RIEL」と同じクオリティーで、実にイイです。

南アフリカのピアニストJason Reolonの2007年デビュー作品。アフリカというイメージを覆す洗練性を帯びたピアノトリオ作品です。小気味よいグルーブ感を持ったメロディアスなフレージングがなかなか聴かせます。

ドラマー、Ferenc Nemeth待望の新作。L・リルケのギターに加え、J・レッドマンのテナー、K・ワーナーのピアノという大物二人をフィーチャー。ジャズとワールド・ミュージックの融合を推し進めた独自のサウンドを今回も展開。

オーストリアの新興レーベル「ひび割れた玉子レコード」からの一作。インテレクチュアルでヴィヴィッドな輝くを発するオリジナルはじめ、ウェイン・ショーター「フットプリンツ」J・J・ジョンソン「ラメント」「君は我が全て」などを演奏。

前作「Erom Within」でトランペット・ファンに注目を浴びたウィントン〜テレル・スタフォード、ニコラス・ペイトン、ジェレミー・ペルト等現代黒人トランペッターの新たなる才能、ブランドン・リー待望のセカンド作。ジョー・イラバゴンも参加！

モンセフ・ジェヌの11枚目となる待望の新作！モード路線を基本としながら、様々なスタイルやムードをリズムやハーモニーのアレンジに凝った楽曲の中で、試した意欲作。

シカゴの逸材、マット・ネルソンの最新作で、初となるピアノトリオ作品。ジャズ・ピアノの伝統を継承しつつ、知的でスポーティーに鍵盤上を駆け巡るスタイルが、若々しくチャレンジ精神に富んだ印象を残します。

Rob Soelkner等インスブルックを中心に活躍している3人の新鋭ミュージシャンによって結成されたTrio Fix 。様々な音楽の要素をミックスし、おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかなサウンドなど彼らならではのユニークな音作りがなされている。

1949年ハーレム生まれ、ブルックリンで育った生粋のNYっ子、ダニー・ミクソンのピアノトリオ作品。ピーターソンぽいダイナミックでスインギーなアドリブやエロル・ガーナーを思わせるチャーミングでエレガントなタッチがなかなか聴かせます。

ドイツのマイナーレーベルからのピアノトリオ作品。パーカッシブな歯切れの良いリズム感覚とモーダルにハーモニーを膨らまし展開していく手法がとてもバランス良く共存している。簡単に言い切ってしまえばキース・ジャレット+ブラッド・メルドー÷2と言ったところか？

NYで活躍しているテナー奏者John Farnsworthが「Somke」で録音したライブ盤。リー・モーガンが演ってそうな急速調のワルツ「Mozzin'」はじめ、VeeJay〜BlueNote初期の頃にショーターが書いたかのような「Shorter Moments」など最高です。

ブルックリンからまた一人素晴らしい才能に溢れたピアニスト、ランディ・イングラムのデビュー作の登場です！スポンティニアスに対応する柔軟性と運動性に富んだアクションの連鎖が自然で、とてもつながりが良い。フレッド・ハーシュやジョージ・ラッセルも絶賛！