Ines Martines(1966年フランクフルト生まれ)の最新作。3オクターブに及ぶ声域は、彼女の大きな武器ですが、それに頼らずに、女優が舞台を演じるように歌を通して様々なストーリーを語りかけてくれます。

ドイツのハードバップ精神に満ち溢れたピアノトリオの王道路線作品。タイトルとおりのソウルフルで、アーシーなテイストは、50年代〜60年代のレイ・ブライアントやディック・モーガンにも通じるファンキーでドライヴィングな味わいは魅力一杯。

同レーベルに3枚のピアノトリオ作品をリリースしているPatrick Tompertの1997年作品。

ドイツのSatin Doll からこれはちょっと素敵なボーカル作品。ギター・トリオをバックにビートルズ、バカラック、ジョビン,るグラン等の名曲を中心に構成。バカラック「恋の面影」ルグラン「シェルブールの雨傘」この2曲に目がないのだけど、どちらもイイです！

往年のオスカー・ピーターソンを彷彿させる機関車が驀進しているような、ひたすらスイングすることに全精力をかたむけている快適なピアノトリオ。

Ull Mockのレギュラー・トリオの1994年録音。メディアム〜アップテンポでは、快活な歌いまわし、モーダルに鍵盤上を動き回る運動性を見せつけ、バラードやスローナンバーでは、リリシズム溢れた陰影美のある抒情派表現も奥ゆかしいピアニズムを披露。

Ull Mock Trioの2002年作品。トリオの表現は、ダイナミズムを増し、阿吽の呼吸とも呼べるインタープレイを展開。Ull Mockの楽曲もバラエティーに溢れ、マンネリズムの微塵も感じさせません。

我が国では、レーベルと共に露出度が少ない為、一般的な認知度は低いですが、極めて音楽性豊かな滋味深いトリオ。奏法やスタイルは異なりますが、リッチー・バイラークのような硬質なリリシズムと引き出しの多いテクニックは、もっと耳にされてよい存在。

NEU KLANG盤2007年「NACH NORDEN」2008年「WESTWIND」ですっかりブレイクを果たしたOlivia Trummerが参加したネオ・バッピッシュなクインテット作品。オリヴィア若干20歳の時の録音ですが、すでにキラリと光るセンス良いアドリブを展開しています。

持ち前の味である硬質なリリシズムは健在！ゆったりとした気分で身を任せられる、それでいてジャズの醍醐味であるインタープレイの妙味やスリリングな展開を満喫できる流麗なピアノトリオ作品。選曲面からいってもアピール度大！

小難しそうな名前に反して、中身は正統派4ビート。ズート系の歌心とスイング感に富んだプレイが聴きものです。聴くほどに良さを実感する滋味系王道テナー作品。

Satin Dollから当レーベルの看板アーティストと言えるPatrick Tompertの新作。スイングとリラクゼーションに富んだ彼が昔から追及し続けている王道ピアノトリオが、見事に展開。万人にお薦めできる内容です！

Olaf Polziehnの記念すべき「American Songbook」の第1作。このシリーズはVol.2Vol.3 と続くのですが、ハリー・アレンやスコット・ハミルトンのテナーをフューチャーしたもので、純然たるピアノトリオはこのVol.1のみです

Patrick Tompert TrioのSatin Dollレーベル第3作目。選曲もオリジナルと有名スタンダードが半々くらいで、このトリオの信条とする「楽しくスイングする」スタイルの良いところがフルに発揮されています。

トリオによるvol.1を経て、vol.2からはじまったO・ポルジェンとH・アレンのコンビネーション再び!ただただストレートにスウィンギーにプレイされる名曲の数々が心に迫ります。

名手オラフ・ポルジェン・トリオ＋スコット・ハミルトン！！歌うワンホーン＆トリオ　2006年1月のライブを収録。滴る程に叙情的な美しいフレーズがテーマを凌がんばかりに溢れます。