フランスが生んだ“温故知新系”のモダン・ジャズ・ピアニスト、ヴァンサン・ブルジェクスのピアノトリオ新作。現在のジャズ界ではあまり顧みられていないナンバーを、安定したタッチで届けるのも彼の大きな魅力！黄金時代のジャズが、見事に継承されています。

ダブリン在住の実力派ドラマーKevin Bradyの最新作。前作に引き続きBill Carrothers を大々的にフィーチャー!キャロザーズが参加しているだけに、ダークで、ミステリアスな部分を内包した一筋縄ではいかないクリエイティブなピアノトリオ作品。

1984年生まれ、ヨーロッパ・ジャズの彗星注目を集めるベーシストがヨアヒム・ゴヴァンのデビュー作品。リカルド・デル・フラに師事。このアルバムではベース・プレイはもちろん、作曲にも大きな才能を発揮。今後、彼がスターの座に飛び出すのは間違いないと言っていいでしょう。

シェイマス・ブレイク、ジョン・エリス、アーロン・ゴールドバーグ等、今のNYジャズ・シーンのキーパーソンが参加！しかしサウンドをまとめているのは、主役のKlemens Marktelのドラムスであることはいうまでもありません。

NYタイムズに「すばらしく好印象を与える若手トランペット奏者」と称賛された俊英ジョン・レイモンドの最新作。大ベテランのビリー・ハートが参加！ジャズの伝統的なスイング感とクリエイティブな音作りを共存させながら、アルバム1枚をひとつの組曲のように聴かせてくれます。　

1986年生まれの俊英テナー、ガブリエル・アマルガントの新作です。今回はアドリア・ピアナのギターをもう１本の管楽器のように使い、さらに色彩感豊かなサウンドを展開。Fresh Sound社長のジョルディ・プジョル氏も「たった一音でノックアウトされた」と語るガブリエルのプレイに酔いしれること間違いなし！

マドリッド出身、NYを拠点に活動するピアニスト、マルタ・サンチェス待望の新作。クラシックで培った高度なテクニックと、ジャズの即興能力を併せ持ち、そこにラテンの哀感をふりかけた彼女のサウンド作りは、ジャズに限らず多くのリスナーを魅了することでしょう。21世紀アコースティック・ジャズの充実を伝える1枚。

世界に飛び出したイスラエル出身のピアニストがYANIV TAUBENHOUSEです。2013年8月にはNY居住。モダン・ジャズ、クラシック、ポスト・ロック等の要素を取り入れた独自の響きは、ピアノによるジャズ表現がまた新たな次元に入ったことを伝えてくれます。

YouTubeで話題を呼んでいるピアノ・トリオ、トライアングルのデビュー・アルバムが遂に登場。クラシックやラテンをベースにしたドラマティックなサウンド作りは、このCDを通じて多くのリスナーの心をつかむことでしょう。バルセロナからやってきた、新しいピアノ・トリオ・ジャズのムーブメントです。

スペイン・ジャズ・ピアノの逸材、ルイスミ・セグラド（1986年サラマンカ生まれ）の真髄がCDに刻み込みました。ビル・エヴァンスに通じる美しいハーモニー感覚の持ち主であり、メロディアスなアドリブも抜群。「Suite Enrerrareza」は故テテ・モントリューの「カタラン組曲」に通じる、これぞスペイン・ジャズというべき情熱的な楽曲です。

ボストンで活躍中のナンド・ミケリンの通算８作目は話題の女性ベーシスト、エスペランザ・スポールディングをフューチャーした熱いピアノトリオ作品です。

ビル･エバンスやキース･ジャレットのファンに、声を大にしてオススメしたい傑作が登場!リリシズム溢れるプレイに定評のある名手、ジョアン･モネの8年ぶりのピアノ･トリオ作品。ますます磨きのかかったタッチで、ため息が出るほど美しい!

鬼才ビル・キャロザーズの新譜がFSNTから登場!フリー・ジャズのようなノイズ・ミュージックではなく、メルドーのように、緻密に計算された構成のなかで、互いの反応に注意を払いながら、次の展開を模索するというスリリングな演奏です。

OAM TRIOの第2作目で、ジャズ批評ピアノトリオ最前線Vol.2（2002年）でも掲載された現代ピアノトリオ名盤。

トリオ名の「J.A.M.」はリーダーであるピアニストJose Alberto Medinaの頭文字から取られている。内に秘めた情熱とスペインらしいエキゾチズムが交錯したきりっと引き締まったFSNTらしいピアノトリオ作品。

ALEXANDER SCHIMMEROTH のデビュー作は、公私共お世話になったマット･ペンマンとずっと共演しているジェフ･バラードとのピアノトリオ編成で、オリジナル曲中心の8曲を情感のこもった繊細で華麗なタッチで聴かせてくれます。

K・ジャレットやP･ブレイのようなプレイスタイルを継承しているラス・ロッシングのピアノは、形式ばったスタイルとフリージャズとの中間サウンドを体言しており、ヨーロピアンジャズらしい叙情的な雰囲気のオリジナル曲を演奏しています。

｢東京Jazz　Circuit｣で来日を果たし、無名同然にもかかわらず大きな反響を巻き起こしたピアニスト、ロマイン･コリンの新作。新感覚溢れる超有望株ロマインの世界をご堪能ください!

「First Portrait」(FSNT-190)がピアノ･トリオの新定盤に数えられているJ.A.Mトリオらの最新作。あまりにも壮大な音の広がりは単なるジャズ･ピアノ･トリオの枠を超え、一種のシンフォニー的な響きを生み出しています。

ギリシア人ピアニストのセルジ･シルベント率いるUnexpected」というグループでの作品。彼のピアノ演奏および作曲家としての才能、ユニークな音楽観がよく出た内容に仕上がっています。