2004年のトロント訪問時に、小さなジャズ・クラブで聴いたルー・タバキンの演奏に深い感銘を受けたチェコのクラウス大統領は、2009年2月、タバキンを自らのグループでプラハ城に招きました。トランペットはフラビオ・ボルトロ!

At Prague Castleシリーズの第1弾に選ばれたのが同国を代表するアルト・サックス&フルート奏者のジリ・スティビン。バイブ、ギターを含むピアノレス編成で、おなじみのスタンダードを中心にスイング感溢れる演奏を繰り広げています

独特の民族性と透明感、ブルース感覚が素晴らしい珠玉のピアニスト1951年生まれのピアニスト、ミラン・スボボーダのカルテットによる素晴らしいライブ盤。独特の民族性や透明感、ブルース・フィーリングをもったオリジナルな演奏が楽しめます。

チェコ共和国の俊英テナー奏者Frantisek Kop（1959年生まれ）の最新作。伝統的なモーダル奏法とアップ・トゥ・デイトな現代的な奏法を上手くミックスした演奏が楽しめます。

ミシャル・ゲラは70年代初頭から、政府弾圧下のプラハで演奏を続けてきたベテラン・トランペッター。サンバやファンクなどのリズムを駆使、個性的な曲想をもったオリジナル曲はどれも魅力的です。

50年代から活躍、バイブ、ピアノ、サックスを自在に操り、チェコにおけるジャズの歴史を開拓したパイオニア、カレル・ベレブニーの生誕75周年を記念して行われたライブを収録した作品。往年の名曲やジャズのスタンダードを洗練されたアレンジでたっぷり聴かせてくれます。

チェコ・ジャズ界の未来を担うであろう、フレッシュな魅力溢れる美人シンガー5人をフィーチャーした楽しいライブ・アルバムです。一人の歌手は3曲ずつスタンダードを歌い、最後の1曲のみ全員が参加。女性ボーカル・ファンには見逃せない1枚！

チェコを代表するベテラン・トランペッター、ジャロミル・ニリッカ率いるクインテットのライブ。曲はすべてジェローム・カーンのスタンダードばかりという選曲も魅力。トランペットだけでなくチェット・ベイカー張りの甘美な歌も聴かせています。

チェコのバーツラフ・クラウス大統領は、学生時代からジャズを愛してきた熱烈なサポーター。2008年、敬愛する大統領のためにプラハ城に集まったE・ビクリツキーをはじめチェコを代表するミュージシャンたちによるホットなジャム・セッション。

スロバキア出身のトランペット奏者、ラコ・デクジ（1938年生まれ）が率いるユニット、「セルーラ・ニュー・ヨーク」による楽しいワールド系ラテン・ジャズ。ノリのいい躍動感溢れるサウンドは理屈抜きで楽しめるものばかりです。

チェコを代表するポップ&ジャズ歌手として一世を風靡したエバ・オルメロバ（1934-93)の生誕75周年を記念して、2009年にプラハ城で行われたスペシャル・ライブ。人の歌手が、3人のピアニストと4人のゲスト・ミュージシャンとともに、故人ゆかりのスタンダードを中心に熱唱!

ベテラン・ジャズ歌手、ヤナ・コブコバが、2009年、彼女の生誕65周年を記念して、プラハ城で行われた楽しいライブ。バラードよし、アップテンポよし。クラブ・ジャズ愛好者にもオススメしたい見事なボーカルです。

チェコのボーカリスト Eva Svobodovaの1995年作品。耳馴染みの良い楽曲も、仄かに気だるくハスキーなアルトヴォイスにかかれば、味わい深い逸品に変わります。素晴らしいメンバーのサポートを受け、選曲にも程好い振り幅があり、最後まで飽きのこない仕上がりに。

ェコ･ジャズ･ピアノ界ですが、今最も熱い注目を集めているマチェィ･ベンコの新作。さらにスケールを増したベンコのピアノと作曲を楽しませてくれます。

2009年に、伝統的なジャズをこよなく愛するミュージシャンが集まって行なったコンサートのライブ録音。

先鋭的なビートでチェコ･ジャズ界を切り開いたドラマーが、ますますパワフルな新作を発表しました。エキゾチックなサウンドと鮮烈なジャズ･インプロビゼーションが一体となった音作りに心を奪われます。チェコ･ジャズの今後がさらに楽しみになる1枚。

チェコのスイング系ジャズメン総結集といった感じのあるライブ盤の第2集です。フィーチャーされているのは、ブラティスラバ･ホット･セレネーダースというビッグ･バンド。ジャズ･エイジと呼ばれた1920年代アメリカの興奮が蘇るようです。

ソビエト連邦最高のジャズ・ドラマーと呼ばれたこともありますが、現在はチェコを拠点に活動しているベテラン・ドラマーMARIS BRIEZKALNS率いるハードバップ・クインテット作品。

幅広い音楽性のトランペット奏者、ピーター・シャーリが、鬼才トロンボーン奏者グレン・フェリスと組んだドラムレス・カルテット作品。選曲からも分かるように伝統的なモダンジャズをシャーリ流に追及したハードバップ作品となっています。

エアシフトというユニットでも注目を集めるサックス奏者、STEPAN MARKOVICが最も力を入れているサックス・アンサンブルによる作品。「スーパーサックス」に通じる合奏の粒が揃い、流麗なアドリブが繰り広げられています。