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★PAUL SAMUELS / SPEAK

販売価格 2,200円(内税)
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オハイオ出身のドラマーPAUL SAMUELSがグレッグ・オズビーを迎えて録音したストレートジャズ作品。
こんなに、ストレートな吹奏を繰りひろげるオズビーのサックスを聴くのは何年ぶりだろう。
リーダー作ではまずありえない、この奏者の原点に立ち返ったかのような吹奏ぶり。そこには明らかにキャノンボール・アダレイのフィーリングが見てとれる。
80年代中盤、ウィントンの新伝承派(日本だけの造語)のネオバップムーブメントの向こうをはるように台頭してきたM−BASE派の一員として台頭してきたオズビーであるが、ここ最近は伝統回帰の動きをブルーノートのリーダー作でも見せてきている。
しかし、リーダー作ということもあり、100%本音でしゃべっていないというか、リーダー作である以上何らかの気負いやアーティスティックであることへのこだわりがあると思う。
つまり、役者が舞台で主役はるときに素顔のままで演技しないのと同じ様にミュージシャンも演ろうとする音楽に化粧するわけである。
それが作曲であり、編曲であり、リズムアレンジに該当するのかしらん。
バンドリーダーの場合プレイ自体も何らかの作為性が働くものだと思う。
サイドメンの時とリーダーの時と全く同じエモーションで演奏するミュージシャンはまずいないのではないか?
自分がリーダーの場合誰だってサイドメンの時よりは緊張感が高まるし、逆にサイドのときはリラックスした感じで出来るのだと思う。
結構リーダー作よりサイドメンでのプレイのほうがいいミュージシャンっているでしょう?
最近ではエリック・アレキサンダーがそうかもしれない。
このオズビーもどちらかというとそうかもしれない。
オズビーのプレイはこのアルバムで脱力していて、素顔の演奏なのである。ジャズを自分のものにしようと必死であった若い時を自身で回想しているかのようなプレイといったら良いだろうか?
それでいて、オリジナリティーを感じさせるところがやはり、只者でない。
一流はなにやっても一流であることを実証したアルバムだと思う。

PAUL SAMUELS(DS)
GREG OSBY(AS,SS)
DAN WALL(ORGAN)
JAMEY HADDAD(PER)

1. Trinkle Tinkle
2. Simone
3. Naima
4. Speak
5. Fall
6. The Blessing
7. Ruby, My Dear
8. ESP
9. Naima (Radio Edit)
10. Simone (Radio Edit)
2005年作品

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