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自主制作
近頃、ジャズが本来持ち合わせいた不良性、とっぽさやこってりした質感のある新譜がないとお嘆きの方に是非お薦めしたい作品が、コレ！
シカゴの若手ミュージシャンが結成したグループ「Soulio」の作品。
NYの現代ジャズやヨーロッパの作品は、洗練さ、スマートさ、音楽的に前進しているかもしれないのですが、反面、リー・モーガンやジミー・スミス、キャノンボール・アダレイ等が持ち合わせていたそういう不良性の部分、夜のダークな感じ、ノワール性みたいなものをなくしてしまったことは否定できない。
アルコールを飲まずにビタミン剤を愛用しているミュージシャンって今は結構おおいですから・・・（これは悪いことではないか？）
だからといって優等生のミュージシャンのやるジャズばかりでは面白くないのも事実なのである。
「Soulio」が酒飲みかビタミン剤愛用者かどうか知らないけど、彼等のジャズは、そんな刹那的というか、今風でいうと、「チョイ悪」なノリを持ち合わせたサウンド。
程よいグルーブ感とファンクネスに成り立ったバンドサウンドに思わず酒が進むと思います。
昔のクルセイダース・サウンドにイタリアン・グルーブ系が合体したような感じ。

John Janowiak(tb)
Matt Shevitz(ts)
Dan Leali(ds)
Greg Nergaard(b)
Jay Montana(g)
Ron Haynes(tp)
Vijay Tellis-Nayak(key)
Xazavian Valladay(ds)

1 Society Red
2 Large Marge
3 Sunny
4 The Selma March
5 Cold Duck Time
6 Gibraltar
7 Inside Straight
8 Appointment In Ghana
9 Grazing In The Grass
10 Three Buck Chuck
11 Dat Dere
2007年作品

試聴もここで可能です！
Soulio の試聴

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