販売価格 2,520円(内税) 購入数

DIW-495
実はこの作品を出すことは、ミスター・ヤマモトから一年以上前から聞いていました。
一年経って先月上京した折に、メグでの山本さんの新譜試聴会で初めて耳にすることができた。
1曲目「The dance」。
アバンギャルドのスピーカーから流れてきたその何とも言えないスウィート・ヴォイスは直ぐにメグの空間を爽やかな空気で包みこんだ。
トイレに行く途中に「良い声ですねぇー！」と声をかけると山本さんは、ちょっと嬉しそうな顔をした。

クレムとは？
突然クレムと言われましても「誰それ」と言われるのが落ちだというのは承知している。
しかし私は彼女の「SAMOSSA」という2004年の作品に接して彼女の魅力に完全に虜となってしまったのだね。
匂いたつ女香り溢れる「うなじ」ジャケ。
これで結構やられた。そして歌。
声がなんとも素晴らしくて、聴いても聴いてもまたすぐに聴きたくなる。
不思議な声。
その年の年末に2004年のベスト作品は何か？という小冊子に於いて、この作品を文句なし1位に位置づけしたのであった。
その彼女の新作がこの作品。
日本では、一部この魅力の虜になった音楽ファン、ヴォーカル・ファンが大きく絶賛している以外は、まだまだの知名度ですが、このジャケットだけでも買う価値があるというものです。
ジャズ〜ボサノバ系のライトな感覚も受けることでしょう。大向こうを唸らせてオーチャード・ホールを満杯にしようという企みはありません。
「COTTON CLUB」とか「BODY & SOUL」なんかでインティメイトに少人数で楽しめるライブ感覚みたいな雰囲気で、伝わるべき人たちの中で楽しんでもらいたい、彼女の歌に酔いつぶれてもらいたい、そんな感じで聴いてもらいたいのがクレムです。（DISK UNION 山本隆氏）

Clem (vo)
Leonardo Montana (p)
Felipe Cabrera (b)
Mauro Martins (ds)
Laurent Maur (harmonica)

1.The Dance
2.After the rain
3.Should I stay
4.Ahora en Paz
5.Don't explain
6.IIhora
7.Boy song
8.Do it good to me
9.Every little thing
10.Wake up every morning
2008年1月録音　Paris
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