アコーディオン奏者ジェルマーノ・マッツォッキッティ、EGEA初のリリースとなった2009年作品。サーカス音楽、タンゴ、カリブ海音楽、地中海周辺の音楽など・・・様々な要素に下町の大衆演劇的な雰囲気を盛り込んだサウンドが満載！

イタリアン・インスタビレ・オーケストラの一員としても知られ、フランスの”国立”ジャズ・オーケストラであるONJ の芸術監督を、フランス人以外で唯一務めた、ベテラン作曲家兼ベーシスト兼チェリストであるパオロ・ダミアーニの2010年作品。

サルディーニャ島出身のギタリストPeo Alfonsi の新作。ガブリエレ・ミラバッシ始め、今回もトランペッター、アコーディオン奏者をフィーチュアし、耽美なアコースティック・ギター・サウンドを展開。

室内楽的で現代音楽的、どこを切っても感じられるのは、イタリアという土地の哀愁の滲むメロディ。美しい音の重なりあり、スリリングなインプロヴァイズあり、曲構成、展開の面白さあり・・・。EGEAの音世界ここにあり!

地中海世界の個性的な音楽をそのままカテゴライズせず収録したい、というEGEA のコンセプトの象徴とも言えるサウンド。アコースティック･ギターの音に穏やかに重なりあうクラリネットの音、そして、やわらかなフリューゲルの音。

ピエトロ・トノーロは、決して派手ではないものの、イタリアの職人を思わせるアーティスト。テナー、ソプラノが切なくもまどろむような絡みを聴かせる演奏はこれぞEGEA というもの。独特の室内楽的サウンドとヨーロピアン・ハード・バップが美しく融合した一枚。

これぞEGEA サウンド。地中海をキーワードにしたこの音楽は、ただただ、カテゴライズなどとは無縁に美しさを湛えて広がります。一編の物語を見るような秀逸な作品。

イタリア版ラルフ･タウナーBebo Ferra 注目のEGEA 第三弾！才女、リタ･マルコチュリをフィーチャー。見事な音の会話には、すがすがしくも、音楽の美しい結晶を感じます。

2007年・・・ギンガはギンガのままで、EGEAはEGEAのレーベル・ポリシーのままお互い少しも妥協することなくプロデュースされた新作は、最良の結果を生んだと言えそうです。

豊穣と平穏、拡散と収束、月と太陽、オレンジとブルー、ギンガのギターとミラバッシのクラリネットはそんな言葉遊びを連想させる一卵性双生児のような息のあった演奏を展開。

Paolo Fresuのマイルスやチェット・ベイカーに匹敵する美しいトランペットの音色が何といっても素晴らしい。ジョン・テイラーも美しいタッチでいつもより温度感高めなソロがまた良い。

イタリアを代表する女性ピアニストRita MarcotulliとボーカリストMaria Pia De Vitoのコラボレート作品。ダイナミックで重厚、かつドラマチックなサウンド・メイキングはジャズ、クラシック、ワールド音楽の垣根を軽く超越したオリジナルで美しい音楽を奏でています。

「ウンブリア･ジャズ99」でのライブ･レコーディング。20分あまりに及ぶ「Peruｇia Suite」はローマ出身ながら、この国際ジャズ･フェスティヴァルの中心地であるペルージャという町への思いをつづったもので、またレーベルへの思いをつづったもの。

待望IDA 音源の再発です！エンリコのソロ・パフォーマンス。とうとうと流れる詩情と端正なタッチによってつづられていく曲の数々は本当に芸術的。

幻となっていたエンリコのIDA盤1993年作品がEGEAより嬉しい復刻！全ピアノトリオファン待望の一枚！

硬質なイメージが強いジョン･テイラー。イタリア人がプロデュースすると違った味が出てくるから不思議。どこか南な空気感、エヴァンスを意識した7曲目も、いつになく丸みを帯びた音。

ケニー･ホィーラー〜ジョン･テイラーという鉄壁のU.K.コンビとなるとやはり北っぽい響き。凍てついた空気に加わるガブリエラ･ミラバッシの参加は、まるで雪解けを促すような春の陽射しのよう。

Egea Orchestraと共にジャズと「びっきり新定番500+500」に掲載。全編ロマンティシズムに溢れ、まるでトスカーナの平原にでも迷いこんだような楽しさも溢れる一枚。

タイトルは、「地中海のお話」。正に楽園のシエスタのように緩やかなムード溢れるオープニングは無類の美しさ。その美しさは決して美に溺れる、という類ではなく、そこに生きた人たちの喜怒哀楽の感情が感じられる世界。EGEAの代表作です。

ウンブリア･ジャズ98での演奏。瞑想的なナンバー、究極の美旋律、枯葉を彷彿とさせる即興際立つ演奏等、15曲、詩的なピアノの挑戦を聴ける作品。