パワフルにスイングする曲から、繊細に音を紡ぎ歌い上げるメロディアスな曲までバランスよく配置された本作品では、ジャズの醍醐味ハード・バップの王道を邁進するポッツァのプレイを存分に堪能できる充実の内容。これは聴き逃せない ! !　

若手ピアニスト、ジェフ･ニーヴの2年ぶりの作品。メランコリックなメロディーからパワフルでリズミカルな曲まで情緒豊かに様々な世界を魅せてくれます。

事故のため44歳で永眠したエスビョルン・スヴェンソンが率いるピアノ・トリオ「e.s.t.」ラスト・アルバム。現代ジャズ・ピアノ・トリオを語る上でブラッド・メルドー、the Bud Plusと並んでこのe.s.t.は一つの大きなスタイルの指標を確立したと言える

多彩な才能を持ってワイドレンジに活動するビル・キャロザーズが比較的ストレートにプレイした好盤。アリ・ホーニッグ、ベン・ストリートとのコンビネーションも抜群です

ベーシストのアヴィシャイ・コーエン初となるピアノ・トリオ作品。イスラエルらしい民族的哀愁をもったメロディとトリオのe.s.t.的な現代的な感覚が上手く均衡を保ち個性を獲得するに至っている。

100年前に作られたピアノを思う存分弾きまくったハードバップジャズ！！“ブルートレイン”、“懐かしのストックホルム”も素晴らしいが、急速調の“マイノリティー”は全盛期のバッド・パウエルを彷彿とさせるスリル満点の演奏！！

Curling Legsレーベルからの旧作で定評のある名ピアニストの静謐で深遠なる世界。透明でクリアな美しいピアニズムや北欧の曇った空や静かに波打つ海の風景にこの地ならではの、ロマンティシズムを感じ入る一枚。

Peter Zihlmann率いるピアノトリオ・グループTrojaの作品。欧州ピアノトリオ・ファンの愛聴盤になるであろう作品。淡い美しさだけではなく、ラテン的な情熱を感じさせる美メロ・ナンバーも用意されており飽きさせません。

ベースがトマス・ステイボナウ、ドラムスがクラウス・ワイス・・・演奏ナンバーが全曲ジョビン集とくれば、名盤の仲間入りは保障されたようなもの！

前作NATURAL LANGUAGEがジャケ（黄色のガーベラ）・内容共々鮮烈な印象残したTIM LAPTHORNのBASHO2作目。ほとんどがファーストテイク、おなじみのスタンダードたちも新たな生命を得たように歌われている。

ビバップ・ファンが快哉を叫ぶ、タード・ハマー渾身のタッド・ダメロン作品集。最近ビバップ・スタイルのピアニストがめっきり少なくなっただけに、ハマーの存在は実に貴重。

シアトルを拠点に活動するドラマーTAD BRITTONのトリオ作。長年にわたってコンビを組むJEFF JOHNSONとのリズムセクションにMARC SEALESを迎えたピアノトリオ。JAMES TAYLOR作の3曲目「FIRE & RAIN」も聞かせてくれます。　

もちまえのバランス感覚を存分に発揮した最新録音盤。

スイスの若手3人からなるピアノトリオ・グループRusconi Trioのく2006年セカンド作。エンリコ系のロマン詩情溢れるナンバーがあるかと思うと、e.s.t.やthe Baud Plusを思わせるコンテンポラリーなテイストも。

イタリア、ミラノ生まれのSimona Premazziは2004年9月以降活動の拠点をNYに、移し現在様々なクラブで演奏しています。デビュー間もない頃の大西順子を彷彿させる、「女だてらに」という言葉がぴったりとくる、思い切りのよい演奏。

粒立ちの良いタッチで上質なハーモニーを刻み、絶妙なタイム感で一聴してセルジオ・グルツと分かるファン待望の一作。リリカルな響きと力強さが一体となり一筋縄ではいかない巧さがダイレクトに伝わってきます。

D･リーブマンとF･マコーウィッツが絶賛するロベルト･タレンツィは、1977年ミラノ生まれの若手ピアニスト。ニューヨークの香りを伝えるスリリングなオリジナルなど、程よくコンテンポラリーな要素も取り入れた、「超」オススメのメインストリーム･ピアノ･トリオ！

NaiPonk Trioのベーシスト、Robert Balzarの2005年ピアノトリオ。涼しげな夏の印象が伝わってくるジャケットのように、爽やかで心地よいピアノトリオ作品です。