内省的な緊張感を湛えながらも優しく、美しく弾き出されるメロディ。センシティヴで時に狂気的なものが見え隠れするピアノ。美しく儚く広がるサウンドは独創的なサントラ~室内楽的世界観を構築している。

内省的な緊張感を湛えながらも優しく、美しく弾き出されるメロディ。センシティヴで時に狂気的なものが見え隠れするピアノ。美しく儚く広がるサウンドは独創的なサントラ~室内楽的世界観を構築している。

スペインを代表するアルトサックス奏者ペリコ・サンビートの新作は、自身初となる全編バラードによる作品。妙な音のニュアンス、フレージングに変化をつけ、巧みに感情表現をさりげなく織り込んでいくあたり、まさにプロ中のプロ、真のミュージシャンシップを感じます。

スペイン、ガリシア出身のピアニスト、アルベルト・コンデによるポルトガルの名ピアニスト、故ベルナルド・サセッテイへのトリビュート作品。コンデのピアノは、サセッテイのスタイルをそのままコピーしたものではなく、むしろ即興面のアプローチとしてはモンク的なものを感じさせる。 そうして生み出された音楽は、感情的で、活気があり、詩的で、サセッティのサウンドを十分反映したものとなっている。