いつまでも若々しいイメージを保っているチコ・フリーマンも調べてみると、70歳を過ぎているのだ。でも音楽は、全く老成しておらず、いつまでも瑞々しい。本作は、アントニオ・ファラオのトリオと録音した最新作で、チコのエネルギッシュなサックスとファラオの超絶技巧なピアノが噛み合った内容。

クラシックコンサートのピアニストとして知られたローランド・バティック。フリードリッヒ・グルダに指導を受けジャズはフリッツ・パウワーに師事してます。 ベースのハインリッヒ・ヴェルクルとドラマーのウォルター・グラスマンのトリオ、ビル・エバンスやサウンドトラック風などのオリジナル曲を中心に器用な演奏で魅了します。

HatArtなどで録音のあるハリー・ソカル、DoubleMoonでケヴィン・ヘイズ等迎え新作を発表したベルンハルト・ヴィー シンガー、そしてお馴染みチェコ・テナーの巨人、オンドレイ ・ストゥヴェラ チェク、3名のトリオ+リズムで2014年に 発表されたアルバム。 モダンでストレー トなテナー・バトルやテーマでのアンサ ンブルは鋭く切れ味あるバップが楽しめる。

現代黒人テナーの雄、チコ・フリーマンの最新作は、偉大なる師、エルヴィン・ジョーンズへのトリビュート作品。2曲にジョー・ロバーノが参加!単なるノスタルジーに終わらない、ハードボイルドな2012年現在のチコの音楽性が表れた内容です。

60歳を超えたチコ・フリーマンの新境地。オーストリアを代表するピアニスト、フリッツ・パウアー率いるピアノトリオと組み、自身の懐かしいオリジナルや新作を織り交ぜ、コクのある味わい深い王道テナーをたっぷりと聴かせた秀作。

このアルバムはジャズ・ピアノ・トリオ・ファンにとって正に伏兵的アルバムでは？軽妙酒脱、軽やかで美しいタッチで、しなやかさと美しいハーモニー、さりげなくも絶妙のインプロヴィゼーションはお見事！

ヨーロッパのジャズ・サックス界にて忘れられないサックス奏者、CARL DREWO の偉業をまとめたコンピレーション作品。Peter Herbolzheimer, Joe Zawinul, Francis Boland での貴重な録音多数。

豪華メンバーでハードバップと思いきや ファンク＆フュージョン的アプローチで聴かせる意外な作品。 ヴィンセント・ ハーリングやアンソニー・ウォンジーの器用さが演奏にもよく表れておりアーバン な雰囲気も醸し出している。