北欧らしい澄み切った空気を感じさせる全体から醸し出される詩情はそのままに、トリオとしてのユニット単位での確固たるこれぞアルネセン・サウンドとでもいうべきスタイルを完全に確立したと思わせる、見事なまでに自信と輝きと美しさに溢れたアルバムとなっています。

アメリカ南部に生まれ育ち,黒人ならではのネバリのようなブルーズ感覚で、ハリのあるタッチが特徴のピアニスト、ドナルド・ブラウンのピアノトリオ作品。

真のアーティストの底力というものは、こちらの想像をはるかに上回る創造性を有する。ピアノタッチ、フレーズ、ハーモニー、メロディー、リズム、全ての面において細心の注意を払ったアートとしての様々な輝きに溢れた宝石箱のような作品となっている。

naxos　からintuitionに移籍第1作が、この作品で、いまだにロングセラーを続けています。潮の満ち引きのように、押したり引いたりで、聴き込んで聴くうちにどんどんその魅力に引き込まれるタイプのピアノ。

テテ・モントリューに代表されるスペイン・ジャズ・ピアノ界のハイテクニックを継承し、バップからモードに至る伝統的なジャズ・ピアノ・スタイルに、スペインの民謡的な要素やパストラルなテイストを加味した充実作。

寺島さんの「JAZZBAR2006」にも6曲目が収録決定のイグナシ・テラザの2006年作。現在廃盤で入荷困難になっている本作、紙ジャケにて限定復刻決定！

ドイツ出身のピアニストがオランダのリズム陣をバックに新録したピアノ・トリオ作品。良き時代のアメリカのジャズを彷彿とさせる、正しく伝統的なピアノ・トリオに合った曲想。

「Integration」とともに、Joe Kienemannが90年代録音したピアノトリオ代表作で、入手困難になっていましたがこちらのオファーに対してレーベル側が答えてくれました。

近年注目を集めるフィンランドのジャズシーンの新たな逸材の登場！純粋なヨーロピアン・コンテンポラリージャズ。北欧らしい澄み渡る音色で聞くものを魅了したかとおもえば溢れんばかりの緊迫感を生み出す三者一様の演奏もお見事。

KIT DOWNES の切れ味鋭くタイトなピアノはまさに21世紀のピアニストならでは。タイトなフレージングで爆発寸前のような圧倒的なテンションを生み出し、はたまた時には東欧を感じさせるような独特の歌をきかせてくれます。

抜群の歌心の持ち主であるクラウス・イグナチェクが、大好評のアルバム「Songs We Dig Volume One」(Nagel Heyer #NHCD101)に続く続編をリリース！奇のてらうことのないスインギーな演奏は、ひときわストレートに感じられます。

デンマークに根を下ろした日本が誇れる才能Makiko Hirabayashiのenja第2作目。迷宮を彷徨うような、ちょっとミステリアスな雰囲気をもった楽曲の数々は間違いなくオリジナリティーに溢れており、音楽家としての個性を感じさせます。

オーソドクスな解釈の中にも、この人ならではの熟練の技が盛り込まれており、あくまでも原曲の良さを生かした上で、スパイスを効かした飽きのこない内容にしているのは、さすがです。

ベルギーの俊英、Michel Biscegliaの待望のピアノトリオ新録盤。美しいメロディーをもった楽曲を揃えた3人によるインタープレーもピアノトリオ演奏のツボを押えた、完成度の高い作品。

1980年生まれ、ベルギーの俊英ピアニストPascal Mohyのピアノトリオ作品。

ポーランドのトップ･ピアニスト、ピョートル･ビレゾウが、名門Fresh Sound New Talentから待望のワールド･デビュー！プレイ自体の気迫は過去の作品を上回るものがあり、いかにピョートルがこのワールド･デビューに賭けているかがヒシヒシと伝わります。

実にCAM JAZZらしいピアノトリオ作品。リーダーのUrsはスイス生まれの若手。三位一体の強靭ユーロ・スウィングが引き出されたヨーロピアン独特の空気感100％のピアノ･トリオ。

一聴して、静かな中にも美しい風景のようなイマジネーションを呼び起こすような世界観溢れるピアノ。そして、溢れるロマンティシズム。E・ラヴァも絶賛のイタリアの新たなる才能のデビュー作！

現代的でイーブンなスウィング感とスピード感がたまらない硬派なピアノトリオで、かなりの独創性とかなりの中毒性を含有した作品に仕上がっています。コンテンポラリーなピアニストが好きな方にお薦め！

チェコのピアニストMartin Brunnerが2007年秋プラハに結成したトリオによる作品。スタイリッシュな洗練性と甘酸っぱい抒情メロディーが巧みにミックスされた楽曲と流麗でありながら大胆で冒険を恐れないスリリングなアドリブは、聴きものです