Ull Mockのレギュラー・トリオの1994年録音。メディアム〜アップテンポでは、快活な歌いまわし、モーダルに鍵盤上を動き回る運動性を見せつけ、バラードやスローナンバーでは、リリシズム溢れた陰影美のある抒情派表現も奥ゆかしいピアニズムを披露。

Ull Mock Trioの2002年作品。トリオの表現は、ダイナミズムを増し、阿吽の呼吸とも呼べるインタープレイを展開。Ull Mockの楽曲もバラエティーに溢れ、マンネリズムの微塵も感じさせません。

我が国では、レーベルと共に露出度が少ない為、一般的な認知度は低いですが、極めて音楽性豊かな滋味深いトリオ。奏法やスタイルは異なりますが、リッチー・バイラークのような硬質なリリシズムと引き出しの多いテクニックは、もっと耳にされてよい存在。

持ち前の味である硬質なリリシズムは健在！ゆったりとした気分で身を任せられる、それでいてジャズの醍醐味であるインタープレイの妙味やスリリングな展開を満喫できる流麗なピアノトリオ作品。選曲面からいってもアピール度大！

カナダ、アルバータ州在住のボーカリスト、グレニス・ヒューストンのセカンド・アルバム。デビュー作から約10年ぶりとなる新作は、より人間的な深みを感じさせるしっとりとした大人の女性の色気が滲み出た好ボーカル作品。

スウェーデンのアルト・サックス＆クラリネットの名手アルネ・ドムネラスの名演を収めた徳用コンピ盤！

ドイツのベーシスト、アクセル・キューン率いるピアノトリオの2020年作品! DOUBLE MOONレーベルからの前作『Zeigest』からドラマーを入れ替え制作された2020年の注目盤。 ヨーロッパならではのメロディアスなフレーズと現代的ビートが交錯する、知られざるピアノトリオ好盤。

待望の再プレス。A･テイタム-O･ピーターソンに通じるヴァーチュオーソ路線でありながら、程よいファンキーなフィーリングを併せ持つダドのプレイはジャズ･ピアノの最大公約数的魅力に溢れているといってよいでしょう。