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★SALLY DOHERTY QUARTET/MY FOOLISH HEART

販売価格 3,450円(内税)
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Tiger Records TIG005CD
英のコケティッシュな歌唱が魅力のボーカル+ピアノトリオ。
イギリスのボーカリストSALLY DOHERTYの2005年作品で、スタンダードやサンバ、ボサノバ、ボレロの名曲の数々を英語、ポルトガル語、スペイン語を駆使して謳いあげるという内容の作品。
イギリスではクレオ レーンのオープニングアクト(悪く言ったら前座だけど)や重鎮ピーターキング、アランバルネと共演もしているらしい。
ひんやりした冷気が運ばれるようなウィスパー系ボイスがなかなか魅力的で、ラテンアレンジの曲とポルトガル語やスペイン語による歌唱がよくあっている。
「WHAT A DEFFERENCE A DAY MAKES」、ダイナ・ワシントンの名唄が未だに耳について離れないのだけど、こういうバージョンもいいねぇ!
ダイナの唄がブルースの心情に溢れた人間の感情の発露をストレートにぶちまけたものだとしたら、サリーの唄は洗練されたスタイルで、さりげない表現は都会的なスマートさを感じさせる。
真夜中の気だるい淀んだ空気の場末の酒場と日のあたる明るいフレンチカフェの午前11時の風景との違いだろうか?
まったく違う曲に聴こえるけど、これも良いです。
アリ・バローゾの「E LUXO SO」もいいし、「BESAME MUCHO」もこの人が唄うと不思議とベタな感じがせずに、爽やかさを感じさせる。
ダイナの唄がバーボンストレートだとすれば、サリーの唄はミントリキュールソーダ割りライム添えみたいな感じかな。
すっきり爽やかなのである。それでいて、唄のメッセージは充分、伝わってくる。
バックのピアノトリオも良いサポートをしている。
今後も期待したいボーカリストだと思う。

SALLY DOHERTY(VO)
PIETRO TUCCI(P)
COLLIN ELLIOT(B)
CAROLINE BOADEN(DS)

1. You don't know what love is (G Depaul / D Raye)
2. Cuando vuelva a tu lado (M Grever; English Lyrics dy S Adams)
3. E luxo so (a barroso / L Peixoto)
4. My Floolish Heart (V Young / N Washington)
5. Besame Mucho (C Velazquez de Rivera)
6. Softly as in a morning sunrise (S Romburg / O Hammerstein)
7. Samba e amor (C Buarque)
8. Trust in me (Sherman)
9. The night we called it a day (T Adair)
10. Historia de un amor (C Eleta Almaran)
11. That old feeling (S Fain / L Brown)
12. Manha de carnaval (L Bonfa / A Maria)
2005年3月25日、5月17日録音


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