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ATS Records CD0703
オーストリアのATSレーベルから待望のピアノトリオ作品がリリースです！
ここのレーベル、クラシックのお国柄も反映してかジャズ作品も芸術性に富んだ、悪く言えばちょっと高尚なイメージで聴く人を選ぶ、小難しい作風のものが多いのすが、ピアノトリオに限っては、出る作品すべて名盤。
「Triotonic/Homecoming」「mg3/any Place but there」「Andreas Myerhofer/Coltrane」などお聴きになった方も多いのではないかと思われます。
リリースされる作品数は少ないのだけど、出れば”当たり”の典型的なレーベルだと言えましょう。
しかも今回リリースされる作品は、ユーロ・ピアノトリオ路線より幾分アメリカンなストレート・アヘッド路線にベクトルをシフトした内容で、より多くのファンに受け入れられそうな作風。
リーダーは、ウィーンで活躍しているピアニストMichael Kneihs(1967年生まれ）。
前作のMONS盤「OVINTESSENCE」が1999年録音だったので、　約10年ぶりのリーダー作となる。
ウィントン・ケリーからマルグリュー・ミラー等へと脈々と引き継がれるグレート・アメリカンな黒人ジャズ・ピアニズムの系譜にヨーロッパの洗練性を織り込んだ、ニースのプレイは現代ピアノトリオ界に新たな風を呼び起こすことでしょう。
ストーリー性豊かなオリジナルに、アントニオ・カルロス・ジョビン「Felicidade 」ケニー・バロン「Voyage 」スタンダード「I'll Remember April 」「Come Rain or Come Shine 」など選曲のバランスも良い。
推薦！（VENTO AZUL)

Michael Kneihs(p)
Christoph Petschina(b)
Jorg Mikula(ds)

1. Diallin'
2. Blues Nr 3
3. Felicidade
4. Come Rain or Come Shine
5. Return to Five
6. Lonely Squirrel
7. Voyage
8. En Ville
9. It's No One
10. I'll Remember April
11. Just Once in a While
2010年作品
試聴もここで可能です！
Michael Kneihs の試聴

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