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Garagista Music
若いテナー奏者、Rob Jacobyの初リーダー・アルバム。
テナー以外にアルトやソプラノは勿論、クラリネット、バスクラ、フルート、バスーンなども吹くマルチ・リード奏者のようですが、このアルバムではテナーに専念。
CRISSCROSS路線の王道ハードバップに焦点を絞り込んでいるのが見事に成功しています。
テナーの一番の師匠はラルフ・ララマで、Rob Jacobyのプレイも師匠譲りのハードボイルドなバップ・テイストのするスイング感とドライブ感に富んだプレイ。
ワンホーン・カルテットとブライアン・リンチを加えたクインテットにより演奏が収録されており、変化をつけています。
ピアノが、デビッド・なのにも注目。
ハンク・モブレー、ホレス・シルバー、エデイ・ハリスや円リントンの有名曲が選曲されており、ハードバップ・ファンやテナー好きには満足のいく好内容の作品となっています。
このアルバム以外にもテオ・マセロのプロデュースでLee Konitz, Dave Liebman, Alex Sipiagin, George Garzone等と一緒に録音したアルバムももう直ぐリリースされるというから楽しみです。
NYにまた一人誕生した若きテナーのホープの今後に期待したい。

Rob Jacoby(ts)
Brian Lynch(tp)
David Hazeltine(p)
John Ray(b)
Ron Vincent(ds)

1 This I Dig of You
2 Step Up
3 In a Sentimental Mood
4 The Cape Verdean Blues
5 Gingerbread Boy
6 Rollertoaster
7 Love Walked In
8 Theme for Ernie
9 Montmartre
2007年録音
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