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LJM004
Lenny Marcusの自身によるレーベルからの第4作目は、テナーにFrank Foster、アルトにSonny Fortune,大御所二人を迎えた好セッション。
1曲目のフォスターの張り切ったブロウは、聴きもの。
じわじわと熱く燃え上がってくる情熱溢れた吹奏は本人のリーダー盤でもあまり耳にすることが出来ないのではなかろうか？
もう一人のサックス奏者ソニー・フォーチュンが元来、パッショネートでファットなトーンを持つ情熱的な奏者なので、フォスターもいい意味で刺激を受けたのかもしれません。
Lenny Marcusのピアノも歯切れ良いモーダル手法の早弾きや、グルービーなファンキー感覚満載の乗りに乗っているところを披露。
チェンジ・オブ・ペースでジャンピーなホワイト・ブルースやジャージーにスタンダードを唄っておりバラエティーに富んだ内容。
二人のサックス奏者が揃ってソロを取るナンバーがないのは、ちょっと残念ですが、収録した日が違ったのかもしれない。
ラストはピアノトリオで、キース・ジャレットの名曲「My Song」。
希望とほろっとした青春の残滓を感じさせるような名曲だと思う。

Lenny Marcus(p,vo)
John Brown(b)
Peter Ingram(ds)
Robbie Link(b)
Frank Foster(ts)
Sonny Fortune(as)

1 Manhattan Fever
2 Take 5
3 I Love the Life I Live
4 The Prayer
5 New Coat of Paint
6 A Different Time
7 Song for My Father
8 It Ain't What It Was
9 I Could Write a Book
10 Jazzaphrenia
11 Softly, As in a Morning Sunrise
12 My Song
2000年作品
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