ケニー・バレルが2009年ソロ・ギターでコンサートを開いたときの記録。78歳のときのパフォーマンス。もともとあった豊かな音楽性に円熟味が加わり、渋い中にも最後まで耳を引きつけて離さない見事な演奏が連続。

ピアニストとオルガン奏者、この2つの面を持つミュージシャンがマイク・ルドンの新作。E・アレキサンダー、P・バーンスタイン等、日常的に演奏しているメンバーとのライブながらのくつろいだ演奏を聴くことができます。

半世紀以上もの間、ハード･バップ･シーンの第一線に立ち続けるピアノの巨匠、シダー･ウォルトンの最新作。ルディ･バン･ゲルダー録音。シダーとルディの黄金コンビが、あのモダン･ジャズ黄金時代へとリスナーを連れ去ってくれます。

近作2枚が、テナー・トリオによる作品が続いたバーガンジーですが、新作は、「SIMPLY PUT」と同じメンバーによるカルテットによる作品。バリエーションに富んだリズムと独特の深みをもった音色で、ゴリゴリと吹きまくっており、絶好調ぶりをしめしています。

50年代から活躍するジャズ・ジャンアンツ、ケニー・バレルの最新作。新鋭テナーTivon Pennicottや名手ベニー・グリーンをフィーチャーした伝統のジャズ・ギターが思う存分聴ける作品となっています。

ジャッキー･マクリーンの愛弟子、ウェイン･エスコフェリーのハードボイルドな最新作。ハード･バップ-新主流派ジャズ志向の自己のバンドVenerationでスリル溢れるモダン･ジャズ･アルバムです。トム･ハレルもゲスト参加！

ウォレス・ルー二ー約2年ぶりの新作。レギュラー・クインテットによって吹き込まれたこの「イリディウム」におけるライブは、理想的な形でウォレスが追求したい現在進行形のジャズを体現したもの。弟のアントワーヌが逞しくなった。

今年も快調に飛ばしているエリック・アレキサンダーの最新CD+DVDライブ作品。ライブという一発勝負でも常に完成度の高い演奏を繰り広げるエリックの集中度の高さが再確認できる作品となっています。

正統派ジャズ・ピアノを代表するふたりの夢の共演が、ニューヨークきっての高級ジャズ・クラブ「ジャズ・アット・リンカーン・センター　ディジーズ・クラブ」でついに実現！仲間意識とライバル意識が垣間見える面白さ！

才色兼備の若手ボーカリスト、デニーズ･ドナテリの新作。今回はピアニスト、プロデューサーとしてジェフリー・キーザーを起用。AORタッチ、ポップス・タッチもあり、いかにも現代のジャズ・ボーカルというべき内容になっています。

現代トロンボーン奏者の最高峰スティーブ・トゥーレがビリー・ハーパーと組んで録音した最新作。ハーパーとともに、リラックスした心地のよいジャズを繰り広げ、ふたりが音楽的にいい感じで成熟したことを示しているのがこの作品。

エディ･ゴメス、ビリー･ドラモンドという実力派とのトリオ演奏を中心として、2曲でE･アレキサンダー参加。モーダルな知的アプローチが基調の中に、リリカルなフレーズが随所に湧いて出てきます。

ベテラン３人による安心印100%ジャズ印120％の快作。アル・フォスターがドラムスのピアノトリオは全て買いです！

我等がエリック・アレキサンダーの最新作は、ハードパップの最も伝統的な編成、トランペットとの2管クインテット作品。しっかりとコントロールされた音色、フレージング・・・それでいて、プレイは充分すぎるくらいスリリングでホット！感動、感激するのです。

昔、平凡、今は非凡な名ピアニスト、シダー・ウォルトンのラテン曲集。

パメラ･ラスのSavant第3作目。スタンダード、ポップス、ボサノバ、ジョン･レノン他というように多彩な選曲、スローとミディアムでまろやかなアレンジを施し、パメラの語り口にゆったり浸ってもらおうという設定です。

キュートな声質とジャジーな雰囲気をもったNY在住注目の美人歌手Pamela Lussの第2弾!ジャジーな雰囲気を残しながらも、バラードでのしっとりとした情感が見事です。

ボストンのテナーの重鎮ジェリー･バーガンジのSavantレーベルの第5作目。テナートリオによる自由なインプロヴィゼーションは最高にスリリング。

前作では、ピアノによるクインテット編成での作品をリリースしたルドンヌですが、新作は再びオルガンにカムバック。鉄壁の現代NYハードバップ作品です！