若きフィル・ウッズの才能をいち早く評価し、大いに活動の場を与えたひとりがドラマーのジム・チェイピンです。このCDでは彼のジャズ・ドラマーとしての魅力を、ウッズのプレイと共に楽しむことができます。他の共演者も第一級で、曲によって交代するアレンジャーの個性の違いも大きな聴きどころです。

ドン・メンザがコンボ編成で残した貴重なライヴ録音が発掘されました。テナー・サックス奏者としても知られるメンザですが、ここではアルト・サックスを中心に演奏。元ケントン楽団のサム・ノート、元ウディ・ハーマン楽団のサル・ニスティコと共に、くつろいだセッションを繰り広げています。

80歳になろうかという現在もますます元気なドン・フリードマンのピアノトリオ新作。さらに光沢を増すリリシズム。名ピアニスト、フリードマンの文句なしの会心作！ハーヴィー・S（ハーヴィー・シュワルツ）のベースとの息もぴったりです。

ナンシー・ハーロウのこのアルバムは1989年、ローランド・ハナやグラディ・テイト等を迎えて吹き込まれた、円熟期の代表作。耳慣れたビートルズ・ナンバーの数々が、スウィンギーなジャズや、リリカルなバラードにアレンジされて、心地よさを運びます。

これからというときに麻薬の過剰摂取で亡くなったハロルド・コ―ビン（1962年死去）の唯一のアルバム「Soul Brother」が、シングル盤のみで発表されていた2曲を追加してCD化！通好みの1枚です。

ドナルド･バードのこのCDは初期のバードを代表する名演を集めた2枚組。「BYRD'S EYE VIEW」、「BYRD BLOWS AT BEACON HILL」ダグ・ワトキンスのリーダー作「WATKINS AT LARGE」からのセレクション。

イギリス屈指のハード・バッパー、タビー・ヘイズのこの2枚組CDは彼のアメリカ吹込みをまとめたもので、ディスク１は「TUBBY THE TENOR」、および同セッションの未収録トラックを網羅。

ドナルド・バードの初リーダー作。トランジションというレーベルの稀少性もありオリジナル盤はコレクター達が血眼になって探していた幻の作品。ジャケット・デザインも当時としては、非常に斬新で印象に残る1枚。

白人テナー奏者、ブリュー・ムーアが1962年にコペンハーゲンで録音した入手困難であった作品。サヒブ・シハブや当時15歳のニールス・ペデルセンが参加。5曲、ボーナストラックは追加！

ポール・スミスが1959年から1960年に、ヴァーブに録音した2枚のアルバムを2イン1にまとめたもの。洒落たセンスと白人らしい明快なスイング感、そして切れ味のよいスマートなプレイが素晴らしく、洗練された極上の白人ジャズが満喫できる1枚。

イリノイ州シカゴ出身のピアニスト、キング・フレミングが、ARGO,CADETに録音した3枚のアルバムを2CDに収録したファン待望の1枚。スインギー&リラクゼーション溢れるフレミングの味わい深いピアノが堪能できる作品です。

スウェーデンの人気ピアニスト、ヤン・ラングレンの新作は2013年リリースのBEE JAZZ盤に続く、ソロピアノ作品第2弾！リリカルで研ぎ澄まされた感性がスタンダードを素材にフルに発揮された作品です。ｌ

長期間廃盤のために入手困難になっていたピアノトリオ名盤がこのたび久しぶりに再プレス決定！ルー・レヴィ78年にレコーディングされた本作はバップ・スピリット全開、ジャズ・ピアニストとしての溢れる魅力を遺憾なく発揮した名盤。

ブルー・ミッチェル、クラーク・テリー、ボビー・ティモンズ、ロン・カーターなど錚々たるメンバーが揃ったブロードウェイ・ミュージカル集とジュニア・マンスを中心としたアルバム「THE SOUL OF HOLLYWOOD」のカップリング。

天下一品のブルース・フィーリングの持ち主、マーブ・ジェンキンスの代表的名演がふんだんに収められたCD。入手が難しい「MARV JENKINS ARRIVES」、「A TRIBUTE TO MY PEOPLE」など4枚からのナンバーに、ボーナス・トラックを追加。

英国ハード・バップの頂点を極めたジャズ・クーリアズのレア中のレアとして知られていた「ENGLAND'S GREATEST COMBO...」と「THE MESSAGE FROM BRITAIN」の全曲に、ボーナス・トラック(16)を加えた、まさに完璧といえる内容。

リー・モーガンとクリフォード・ジョーダンのジャズ・ライブの醍醐味を伝える貴重な録音が再発！68年に共演していたとは驚きです。いささか異色の顔ぶれですが、抜群のまとまりと、熱気を併せ持った最高峰のハード・バップを展開しています。

イギリスを代表するモダン・ジャズ・コンボの演奏をカップリングしたCDです。ザ・ジャズ・メイカーズによる同名のアルバムとザ・ジャズ・ファイブの「The Hooter」からの演奏です。

LAのライブハウス「ベイクド・ポテト」のオーナー、ドン・ランディがジャズ・ピアニストとしての本領を発揮したアルバム2枚が1枚のCDに収められました。当時23歳の白人とは思えないほどブルージーでファンキーなプレイを楽しませてくれます。

'ホワイト･バド･パウエル'ことクロード･ウィリアムソンの1995年に録音されたこのアルバムは、ジャズ･クラブで演奏するときの彼がいかに素晴らしいかを伝える貴重な1枚。レーベル元売り切れのため、長年入手困難になっていた作品が再プレス！