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MATEJ BENKO　ピアノトリオ2作品も勿論必聴です！
Vit Svec Trio/keporkak
MATEJ BENKO TRIO/Universality
ARTA F10173
ARTAの売れ筋ピアノトリオ2作品、青い魚の尾びれのジャケ「Vit Svec/Keporkak 」と自身のリーダー作赤いジャケットの「Universality」ですっかり我が国のファンを増やしたチェコの俊英ピアニストMatej Benkoの最新作はクインテットによる録音。
「なんだピアノトリオではないんだぁ」と思わないでください。
マチェイのコンポーズ能力、ピアニズムがこれまで以上に発揮された作品なのです。
1曲目は、なんとエンリコ・ピアレヌンツィに捧げた曲。
マチェイ自身もこのイタリアが生んだ稀有の才能に満ち溢れたピアニストにとても影響を受けたのでしょう。
エンリコに対する尊敬の念、溢れんばかりのロマンティシズムやエレガンスが楽曲から滲み出ています。
エンリコ自身、管入りの作品は、とても少なく「Don't Forget The Poet」や「Time Rememberd」など数えるほどしか録音がありませんが、この楽曲など思わず、そのあたりを連想してしまいます。
2曲目は打って変って、トランペットが活躍するユーロ・フレイバー溢れるラテン・テイスト曲。
マチェイのピアノソロも、躍動的です。
8曲目は、A.C.ジョビンのナンバーを、Miriam Bayleが唄っています。
他のナンバーも聴きごたえアリ。
最後は「虹の彼方に」で締めくくられます。
ユーモラスなジャケとともに、「お化け」の通称で浸透していくような気がする。
マチェイ・ファン、ユーロ・ジャズ・ファンのかたは、要チェック！
ズバリお薦めです！

Miroslav Hloucal(tp,flh)
Radek Zapadlo(ts)
Matej Benko(p)
Tomas Liska(b.elb)
Pavel Zboril(ds)
guest:
Miriam Bayle(vo on 3,8)

1.Enrico’s Storytelling (dedicated to Enrico Pieranunzi)
2.Time Against Us
3.Birina (for Luga)
4.Little Explorer (for Alfred) Spacecraft
5.Early Heat
6.Periodic Excuses
7.If You Never Come To Me
8.Late To Say Sorry
9.Over The Rainbow
2009年作品
試聴もここで可能です！
MATEJ BENKOの試聴

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