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Jive Records JV2021
MPSレーベルの諸作が有名なフリッツ・パウラーのピアノトリオ作品。
なんと、メンバーがロン・マクルーアに、今をときめくマット・ウィルソンということが、ファンの気持ちをくすぐります。
当然、期待を裏切らずモダンな響きになっていくわけですが、今時のサウンドのように過剰に難解のなることは決してなく、ピアノトリオの醍醐味である三者の音の対話などの妙やハリのある流麗なフレージングは聴いていて、さすがのベテラン！というものです。
意外にもレッド・ガーランドやウィントン・ケリーのような往年のブルーズ・フィーリングを持ったピアニストのようなブロック・コードを弾いているのが面白く、アップテンポではガツンガツンに攻めまくる曲と、コントラストの妙も！味なもの。
まさかの「Just Friends」そしてラストは「I'ts You Or No One」。
これが予想を大幅に裏切っていいアジだしてます。
計算された構成に破綻もなく、ピアノ・トリオ・ファンの方には、お薦めできる穴の1枚。

Fritz Pauer(p)
Ron McClure(b)
Matt Wilson(ds)

1.Scorpiarious
2.Who Cares!
3.Nocturne
4.April in Nimes
5.FunFairy
6.Maphorian
7.Blue Minor
8.Just Friends
9.Mystrious Sunset
10.I'ts You Or No One
1998年作品
試聴もここで可能です！
Fritz Pauer の試聴


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