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Gorsch Productions GPCD 001
スウェーデンのベーシストGoran Schelin（1957年 Stattanstorp生まれ）が新たに立ち上げたレーベル作品第1作目。
テナーにデンマークのベテランTomas Franck、ピアノにProphoneのピアノトリオ作品が人気のJacob Karlzonを迎え、純度100％のモダン・ジャズが演奏されています。
90年代初めだったか、CRISSCROSSにマルグリュー･ミラー等と録音したカルテット作品以来、地味ながらとてもプロフェッショナルで重みのあるトーマス・フランクのテナーに注目し続けてきましたが、本作は彼のもっとも良い部分が出た演奏になっています。
有り余るテクニックを持ちながら、しっかりと地についた歌心のあるフレーズとここぞというときのダイナミックでレンジの広い瞬発力に富んだプレイがこの作品にはたっぷりと収録されている。
コルトレーン・マナーの深みのある音色で、堂々たる吹きっぷりを披露するトーマスのテナーは、改めて聴き入っています。
そして、Jacob Karlzon・・・クールな風情を偲ばせながら、スタイリッシュでキメの効いたソロや、さりげないフレーズがかっこよく、どちらかというと生真面目で重厚なトーマス・フランクとの対比も面白い。
ほとんど知られていない、北欧王道モード路線テナーカルテット盤。

Tomas Franck(ts)
Jacob Karlzon(p)
Goran Schelin(b)
Peter Nilsson(ds)

1 Charisma
2 Reasons to fly
3 Dreams of kwan
4 Easy street
5 The wizard
6 Heureka
7 Bridge
8 To her ladyship
9 Con alma
2004年11月29日録音
試聴もここで可能です！
Goran Schelin の試聴

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