オルガニスト、ブライアン・シャレットの当Posi-Toneレーベル4枚目となるリーダー作。オルガン〜ギター〜ドラムスというトリオ編成で、幅広い選曲からハモンドオルガンの歴史を体験させてくれるようなパフォーマンス。グルービーでファンキーなアドリブが展開、今回も洗練されたオルガンジャズの醍醐味を味わせてくれます。

大西順子をフィーチュアしたジャッキー・マクリーン、サムシンエルス移籍第一弾。彼女は「リトル・メロネエ」「レフト・アローン」といったマクリーンの代表曲に対して奔放なアプローチで応えている。彼女の底知れない才能の豊かさに驚かされる。

本作は、前作『ソリッド』同様、ロック・ファンク色を打ち出した峰厚介のエレクトリック・アルバム。ワウワウ・ペダルを付けた峰のサックスとサイケデリックな益田幹夫のキーボードの抜群のコンビネーションが光る。「エクスペクテーション」の詩情も魅力的。1976年2月、東京にて録音

ジャズボサ史に残された伝説の一枚。ボサノヴァ時代から軍政時代にかけて活動したアーティスト、ジェラルド・ヴァンドレがAudio Fidelityレーベルに残した1964年1stアルバムが初CD化。重要人物がずらりと並ぶなど珠玉の内容であるにもかかわらず、これまで一度もCD化されなかったというジャズボサ「最後の砦」的作品である。

トニーは亡きアート・ブレイキーの後を継ぐ大御所ドラマー。ブレイキーと違うのはメンバーを変えないところ。バンド・サウンドを練り上げて、最強のクインテットたる威容を示している。ウォレス(tp)もすごくよくなった。

ACTレーベルのスター、ヴィクトリア・トルストイの新作は、かねてからの念願であった企画、ハービー・ハンコック集。膨大な楽曲から、知名度よりヴィクトリア自身の音楽性や、感性にフィットするナンバーを、選曲。