前作で、エリック･アレキサンダーと壮絶なバトルを繰り広げたビンセント･ハーリングが、High Note通算4作目。ニューヨークの若手で実力No.1の呼び声も高い、ジェレミー･ペルトを迎えたクインテット編成。

ベテランピアニストのスタン･ホープが、長い間の盟友レイ･ドラモンドとケニー･ワシントンによるピアノトリオで、ヒューストン･パーソンをゲストで加えた、Savantの前作と同じ編成の最新作。

ライトなタッチで、トリオからビッグバンドまで卒なくこなすピアニストのスタン･ホープが、エロール･ガーナーのナンバーやメドレーを含むSavantでのリーダー･デビュー作。重くない演奏なのでとても聴きやすく、飽きがこないアルバム。

スティーブ･トゥーレの新作は、ウディ･ショウ門下生であるマルグリュー･ミラー、ケニー･ギャレットをサイドメンに迎え、ストレート･アヘッドなプレイ主体に、ラテン･ジャズ、ジャズ･ファンクまで幅広く取り組んでいます。

前作「Light On」に続くハイノートからの第2作目。サックスにウェイン・エスコフェリーを迎えたクインテット編成でダニー・グリセット、ジョナサン・ブレイク等NYトップクラスの若手陣と共に、現在進行形のJAZZ をプレイ。最近のトム・ハレルの充実振りは、特筆もの。

マエストロ、シダー・ウォルトンの最新作はヴィンセント・ハーリングとジェレミー・ペルトをフロントに迎えたクインテット作品です。「Clockwise」「Hindsight」「Plexus」などシダーの代表的な自作曲を選曲。ハード･バップ色が強調されています。

ジョーイ･デフランセスコの新作は、パワフルかつファンキーにオルガンを弾きまくっています。全曲聴き終わると、まるでスポーツをした後のような爽快感! ジェリー･ウェルドン、バイロン･ランダムのふたりも、最高のプレイでサポート。

白人オルガン奏者、ラダム･シュワルツの新作。｢Organ-ized｣(Muse MCD5497)以来14年ぶり。ソウルフルでメロウなサウンドをもつハモンドB3の特徴をそのままに、シンプルで分かりやすいブルースからムーディ泣かせるバラードまで、理屈抜きで楽しめます。

現役ジャズ･ギターの最高峰、ケニー･バレルの未発表音源。1976年1月、バッファローにあるステイトラー･ホテルでのライブでメンバーは当時のレギュラー･グループでの演奏です。

B･モンダー、K･ローゼンウィンケルと共にギター･シーンの最前線をリードする実力者ジョエル･ハリソンの力作。D･ビニーのアルトやバイオリンを生かしたアンサンブルは、幻想的であると同時にスリリング。現代NYジャズ･シーンを象徴する1枚

たくましい音色とソウルフルなソロでファンを喜ばせた‘テキサス･テナーの大物’がデビッド･ファットヘッド･ニューマンが08年12月、死の1ヶ月前に録音したラスト・アルバム。最後まで音楽への情熱を失わず、現役でプレイを続けたニューマンに、感動せずにはいられません。

64歳という若さで他界したジョン･ヒックスの最晩年の2006年、ペンシルベニア州のニューホープで行ったライブ。深夜2時ぶらりと立ち寄ったジャズ･クラブで、ひとりピアノを弾くヒックスにばったり遭遇したような気分です。

★CEDAR WALTON / Voices Deep Within

2,450円(内税)

60年代から4ビート一筋に王道ジャズを追求し続けるマエストロ、シダー・ウォルトンの新作は、ピアノトリオとヴィンセント・ハーリングのアルトサックスをフィーチャーしたカルテットからなる構成。

★Eric Alexander Quartet / REVIVAL OF THE FITTEST

2,450円(内税)

エリック・アレキサンダーHIGH NOTEからの新作は、再びスタジオに戻り、師匠でもあるハロルド・メイバーンを迎えじっくりと構成を考えて録音された充実作となりました。

いまや「ジャズ・オルガンの第一人者」といって過言ではないジョーイ・デフランセスコのアリゾナ州スコッツデールにある文化センターでのライブ。ノリのいい聴衆に囲まれて熱演を繰り広げるオルガン・トリオ。

MAX JAZZからHIGH NOTEへ移籍した現代黒人トランペッターの最高峰の一人、ジェレミー・ペルトの最新作。緊密でスリリングな演奏は、往年のマイルス・デイヴィス第二次黄金クインテットを彷彿させ真のパワーが体感できる骨太の作品。。

2006年に惜しくも突然この世を去ってしまった愛すべきピアニストJohn Hicks。ヒックスゆかりの面々が集ってション・ヒックス・レガシー・バンドが結成されヒックスが残した名曲の数々が蘇ります。