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NTCD4506
これは驚き。ピーター･デラノの新作！と来ました。
一瞬目を疑いました。
「あの」ピーター･デラノです。と言っても最近のファンの方には”？”マークが飛ぶ存在になってしまったのかもしれませんが、90年代初め、ゲイリー･バーツやマイケル･ブレッカー、そしてルイス･ナッシュといった大御所と名門Verveからアルバムを出したのが、このデラノ。
経歴的には当時から、「わずか12歳、もっとも若くNew Schoolのジャズプログラムに参加を許された存在」として、騒がれたりもしました。
そして、カム･バックなのです。
10年以上ぶりのリリース。
10年の間には、コロンビア大学への入学あり、音楽的な人生とアカデミックな世界との狭間で悩み、2004年には事故もあったようですが、偉大なるサックス奏者デューイ･レッドマンとの記録3トラックと、ピアノ･トリオによる5曲をあわせてシーンに復帰して来ました。　　　　　　　　　　　　　作風はといえば･･･90年代と変わっていません。
アグレッシヴでヘヴィー級の重量感を感じさせるタッチ。
スピード感を持って突き進むスタイルと、垣間見せるロマンティシズムも変わりなく･･･。
「For all we know」「If I should loose you」といったスタンダードも披露しています。
今となっては、亡きデューイ･レッドマンの未発表トラックを聴けることも大変に貴重！！
若きデラノに胸を貸したという風格があります。　　　　　実は1976年生まれ。
まだ、31、32歳なんです。
10代で騒がれてシーンから消えてしまうミュージシャンも多いですが、見事に戻ってきたデラノ。
今後が楽しみです。（新譜インフォより）

Peter Delano(p)
Dewey Redman(ts on 1.2.5),
Doug Weiss(b)
Anders Hentze(ds)

1. Zoning
2. Sound Spirits
3. Inner Limits
4. For all we know
5. Too long to wait
6. Every time we say goodbye
7. Summer Song
8. If I should Lose you
2008年作品

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