今やCRISS CROSSを代表する存在ともいえるテナー奏者ティム・ワーフィールドの当レーベル9枚目となるアルバム。 2008年にリリースした”One For Shirley"と同じメンバーによるもので、オルガンのもわんとした音色とゆるめのテンポ、ときおりパーカッションも入ったりする雰囲気が50年代の雑多な雰囲気を感じさせてくれます。 これまで何度もレコーディング、ステージで共演している盟友テレル・スタフォードの朗々としたトランペットも快調です！

ティム・ワーフィールド、クリスクロスからの8枚目となる今回のリーダー作で彼が選んだホーン・メイトは超ヴェテランのエディ・ヘンダーソン。ふたりが四つに組んだこの2管クインテットがセロニアス・モンクにデディケートする。

サックス奏者ダイナ・ステフフェンズが、同業者であるテナー奏者ウォルター・スミス三世と組んで豪快なサックス・バトルを展開。浮遊感のある流麗なフレーズとエッジを聴かせた硬質なサウンド、両者のプレイが痛快この上ない。

ジャズヴァイオリン界の今や第一人者、ヴァーチュオーゾの風格を持つ、ザック・ブロックの当クリスクロスにおけるサードアルバム。アーロン・ゴールドバーグのピアノトリオをバックに、縦横無尽に彼のヴァイオリンが素晴らしい音楽を奏であげる。

2002年バンド結成以来目覚しい活躍をしているロドリゲス・ブラザーズの最新作。アフロ・キューバン、ブラジル、モダンジャズの要素を、伝統と現代性、両面で見事にレンダリングした新たな概念を提示した作品となっている。

クリスクロスではお馴染みのドラマー、ドナルド・エドワーズのリーダー作第2弾！基本はギターを加えたワン・ホーン・クインテットで、曲によってゲストも加わる構成。ドラマーがリーダーでありながら、腕達者なメンバーが顔を揃えていることから各人の個性的なプレイもじっくりと味わうことができる。

ロシア（1966年サンクト・ぺテルスブルグ生まれ）出身のピアニスト、ミシャ・シガノフのクリスクロス第2弾！同郷のトランペッター、アレックス・シピアジンとNYトップクラスのテナー奏者、シーマス・ブレイクをフロントに据えたクンテット作品。

ルイス・ペルドモによるクリスクロス4作目。1曲目からご機嫌な4ビート・ジャズが飛び出してくる。まるで1960年代のブルーノートが現代に甦ったかのような演奏だ。ペルドモのピアノは若き日のハービー・ハンコックを連想させるし、アレックス・シピアジンとマーク・シムのフロントラインも新主流派的な響きを有している。

現代のテナー・シーンを代表する2人、シーマス・ブレイクとクリス・チークのテナー・チームが丁々発止としたやりとりの中でリラックスしたプレイを披露する。それだけに、全編にわたって持てる技術と表現を駆使しての共演が展開されていく。

ベーシストのボリス・コゾロフが満を持して発表する初リーダー作。デヴィッド・ギルモアが大きくフューチャー！手堅いベースワークがこのひとの魅力だが、ソロイストとしても大きな可能性を秘めている。そのことも窺わせる素晴らしい1枚。

ワイクリフ･ゴードンの、クリスクロスにおける通算7枚目のアルバム。JLCOで同じトロンボーン･セクションに在籍するアンドレ･ヘイワードとの2トロンボーン･チームです。トロンボーンならではのぬくもりのある音色で両者の個性をフィーチャー。

いまやクリス･クロスを代表するサックス奏者となった、ティム･ウォーフィールドの最新作。このアルバムは、今は亡きオルガンの名手、スコットに捧げた1枚といって良いでしょう。

伝説のグループ「OTB」ではケニー･ギャレットやリニー･ロスネスと共に活躍し、ホレス･シルバーのバンドでも熱演を繰り広げたサックス奏者がラルフ･ボーエンの最新作。

NYの新鋭ギタリストMile MorenoのCRISS CROSS第1弾。NYの最強ともいえるメンバーを得てマイク・モレーノは、ある時はアグレッシブに音のシーツを敷き詰め、またある時はスペイシーな間を活かした浮遊感覚のギター・プレイを思う存分披露。

同CRISS CROSSレーベルからデビュー作「The Promise」をリリース、ジャズ界にフレッシュな風を巻き起こし好評を博した現在メキメキと実力をつけているピアニストDanny Grissett の2007年最新ピアノトリオ作品。

シーマス・ブレイクの第5作目は、新鋭ギタリスト、Lage Lund（2005年モンク・コンペティションの優勝者）をフューチャーしたクインテット作品。彼の水準の高い同レーベルの作品中でもひときわ素晴らしい内容となりました。

NYブルックリンで2004年に録音されたクリスクロス第3作。アップテンポで演奏される「プレリュード・イン・E・マイナー」からこの作品の成功を確信するに違いない。

ジョン・スワナクリスクロスにおける通算１０枚目！今回はエリック・アレキサンダー、グラント・スチュワートというテナー・タイタン二人を従えてご機嫌なハード・バップを聴かせます！幅広く支持されそうな１枚。

ウォルト・ワイスコフの通算１０枚目のリーダー作は５本の管楽器をフィーチャーしたオクテットです！計算された緻密なアンサンブルと奔放なソロの部分の対比が何とも見事な１枚！