現代ジャズギター界のトップギタリストの一人、ノルウェイ出身のラージュ・ルンドの当クリスクロス・レーベルからの5枚目となるリーダーアルバム。 サリバン・フォートナーのピアノ、ラリー・グラナディエのベース、 タイショーン・ソーリーのドラムスというNYの各楽器のトップランナーとともに、68分間モダンでオリジナリティー溢れる世界が展開される。

今やCRISS CROSSを代表する存在ともいえるテナー奏者ティム・ワーフィールドの当レーベル9枚目となるアルバム。 2008年にリリースした”One For Shirley"と同じメンバーによるもので、オルガンのもわんとした音色とゆるめのテンポ、ときおりパーカッションも入ったりする雰囲気が50年代の雑多な雰囲気を感じさせてくれます。 これまで何度もレコーディング、ステージで共演している盟友テレル・スタフォードの朗々としたトランペットも快調です！

デヴィッド・キコスキーの新作は、叙情的、ソフトな面が従来以上にクローズアップされています。ベースのジョー・マーティン、ブランフォード・マルサリスが見出したドラマーのジャスティン・フォークナー・・・次世代ミュージシャンとの共演で、新境地を開く重鎮キコスキーに要注目です。

デヴィッド・ビニーの最新作には、過去に発表した2枚の作品で共演したピアニストのジャコブ・サックスがつき合っている。この名コンビによるプレイが今回の作品でも大きな聴きものだ。基本はワン・ホーン・カルテットで、そこに6ではシンガーのジェン・シュー、11ではアルト・サックスのシャイ・ゴランが加わる。

いまやNYジャズ・シーンを代表するギタリストのひとりとなったデヴィッド・ギルモアによる最新作。共演するのは、これまたニューヨークのシーンで大活躍中のテナー・サックス奏者、マーク・シム。どちらもテンションの高い演奏で現代的なジャズを繰り広げる。胸のすくようなコンビネーションとはこのことだ。

ベーシストのボリス・コゾロフが満を持して発表する初リーダー作。デヴィッド・ギルモアが大きくフューチャー！手堅いベースワークがこのひとの魅力だが、ソロイストとしても大きな可能性を秘めている。そのことも窺わせる素晴らしい1枚。

現代のテナー・シーンを代表する2人、シーマス・ブレイクとクリス・チークのテナー・チームが丁々発止としたやりとりの中でリラックスしたプレイを披露する。それだけに、全編にわたって持てる技術と表現を駆使しての共演が展開されていく。

ルイス・ペルドモによるクリスクロス4作目。1曲目からご機嫌な4ビート・ジャズが飛び出してくる。まるで1960年代のブルーノートが現代に甦ったかのような演奏だ。ペルドモのピアノは若き日のハービー・ハンコックを連想させるし、アレックス・シピアジンとマーク・シムのフロントラインも新主流派的な響きを有している。

ロシア（1966年サンクト・ぺテルスブルグ生まれ）出身のピアニスト、ミシャ・シガノフのクリスクロス第2弾！同郷のトランペッター、アレックス・シピアジンとNYトップクラスのテナー奏者、シーマス・ブレイクをフロントに据えたクンテット作品。

クリスクロスではお馴染みのドラマー、ドナルド・エドワーズのリーダー作第2弾！基本はギターを加えたワン・ホーン・クインテットで、曲によってゲストも加わる構成。ドラマーがリーダーでありながら、腕達者なメンバーが顔を揃えていることから各人の個性的なプレイもじっくりと味わうことができる。

ダニー・グリセットのクリスクロスにおける5作目。ウォルター・スミス三世のテナー・サックスを加えたワン・ホーン・カルテットによる演奏はジャズの王道を行くもの。

2002年バンド結成以来目覚しい活躍をしているロドリゲス・ブラザーズの最新作。アフロ・キューバン、ブラジル、モダンジャズの要素を、伝統と現代性、両面で見事にレンダリングした新たな概念を提示した作品となっている。

ジャズヴァイオリン界の今や第一人者、ヴァーチュオーゾの風格を持つ、ザック・ブロックの当クリスクロスにおけるサードアルバム。アーロン・ゴールドバーグのピアノトリオをバックに、縦横無尽に彼のヴァイオリンが素晴らしい音楽を奏であげる。

クリス・ポッターやマイケル・ブレッカーのバンドで活躍、自身のリーダー作も当クリスクロスに録音している売れっ子ギタリスト、アダム・ロジャースと、クリスクロスはじめ様々なレーベルに自身の音楽性を追及した作品を録音している俊英アルトサックス奏者、デビッド・ビニーが双頭名義で吹き込んだカルテット作品。

当レーベルの看板トランペッター、アレックス・シピアジンによる最新作。D・ビニー、A・ロジャーズ、J・エスクリート等と、エレクトリックな要素も加味した現代的なジャズを繰り広げる。

サックス奏者ダイナ・ステフフェンズが、同業者であるテナー奏者ウォルター・スミス三世と組んで豪快なサックス・バトルを展開。浮遊感のある流麗なフレーズとエッジを聴かせた硬質なサウンド、両者のプレイが痛快この上ない。

ラージュ・ルンドのCRISS ＣＲＯＳＳからの新作は、トリオだけによる初作品となった。コンビネーションが良好で、どんなプレイにも対応するベン・ストリートとビル・スチュワートのサポートも申し分がない。

ティム・ワーフィールド、クリスクロスからの8枚目となる今回のリーダー作で彼が選んだホーン・メイトは超ヴェテランのエディ・ヘンダーソン。ふたりが四つに組んだこの2管クインテットがセロニアス・モンクにデディケートする。

テレンス・ブランチャードのグループで重要な役割を担ってきたテナー・サックス奏者ブライス・ウィンストンによるクリスクロスでの1作目

オクラホマシティ生まれ、ニューメキシコ州アルバカーキで育った注目のベーシスト、マット・ブリューワーの初リーダー作。個性豊かなミュージシャンを招集し、自信のオリジナルで挑んだ意欲作。