ピアニストとして、教育者として、スペイン･ジャズ界をリードしているジョアン･モネの彼の初期を代表する作品がこの「サン･ソング」。

ポーランドのトップ･ピアニスト、ピョートル･ビレゾウが、名門Fresh Sound New Talentから待望のワールド･デビュー！プレイ自体の気迫は過去の作品を上回るものがあり、いかにピョートルがこのワールド･デビューに賭けているかがヒシヒシと伝わります。

FSNTの名盤「1, 2, 3, Etc」そのメンバーであったジュリア･バジェ、ジェイソン･リンドナー、マーク･アイザが再集合。今回、実質的なリーダーを務めたのはジュリアで夢見るように素敵なアルバムを送り届けてくれました。

スペイン･ベースの哲人、ファン･パブロ･バルカサールのレギュラー・クインテットによる最新作。3管アンサンブルをフィーチャーした音作りは、どこか60年代のC・ミンガス・グループを思い出させます。ジャズに寄せる愛が伝わる、素晴らしいパフォーマンス!

Fresh Sound New Talentの輝かしい歴史は、ここから始まりました。ジュイス･ビダルの無伴奏ソロ･アルバム。全曲、彼の自作ですが、哀感のこもったメロディ、リズミカルな音作りは多くのジャズ･ピアノ･ファンにアピールすることでしょう。

初期のFresh Sound New Talentはルイス・ビダルを抜きに語れません。このアルバムの録音時点で発足10年目を迎えていただけあって、文字通り完璧といえるインタープレイが繰り広げられています。

ルイス･ビダルが1994年に残したトリオ作品です。一度聴いたら忘れられなくなるような、哀感のこもったメロディを持っています。テテ・モントリューの名盤「Tete A Tete」に通じる味わい。

多才な木管楽器の仕様、柔らかなブラス･アンサンブルに特徴がある痛快そのもののビッグ･バンド･ジャズが味わえます。ソリストではクリス･チークのサックス、デイブ･スミスのトランペット、ジェイコブ･ガーチックのトロンボーンが絶品。

フレデリック・ウェイツの息子にして、A・ヒルや本作にも参加しているジェイソン・モランのバンドのドラマーでもあったナシート・ウェイツの最新作。若手アルトの注目株L・リチャードソンをフィーチャーし、モラン、T・マティーンと脇をがっちり固めた硬派な作品。

ドイツの新鋭アルト・サックス奏者Roman Ottの新作。ローレン・スティルマンあたりに通じるサブトーン気味のすすり泣くトーンによるフレーズが新鮮！本作は、5曲、カート・ローゼンウィンクルが参加。彼らのサウンドは、一段とカラフルなものになっています。

マサチューセッツ州出身のギタリストMike BaggettaのFSNTデビュー盤。おなじみのリグビー、オプスビークらと共に、現代ニューヨークの息吹を感じさせる緊張感あふれる世界を展開しています。

ヨーロッパ･ジャズ界の明日を担うベーシスト、ニコラス･モローの最新作。彼の強力なベース･ワーク、ジョン･スコ的なピエールのギター、そして名手ペリコのアルトとコンテンポラリー･ジャズの息吹に溢れた快作。 。

O.A.M.TRIO のドラマーMarc Miralta の2000年「Sunson」以来実に8年ぶりのリーダー作。前作に引き続きシーマス・ブレイクが参加。本作でも縦横無尽にスリリングなアドリブを連発、乗りに乗っているところを見せつけてくれています

｢ビレッジ･ボイス｣、｢オール･アバウト･ジャズ｣等で絶賛されているアルト･サックスの注目株、ジェレミー･ユーディーンの力作。ブライアン･ブレイドのバンド'フェロウシップ'や、50年代のジミー･ジュフリー･スリーを愛する方には特におススメ。

E･スポールディングのAyva盤でハイ･テンションなピアノを聴かせてくれたアルアン･オルティス待望の新作。ゲストとしてA･ルーニーと、A･バートンが参加。モード･ジャズ的なアプローチを重視したズッシリしたサウンド。

デビッド・エル・マレクに良く似た名前のテナー奏者MICHEL EL MALEM。ロリンズ派と紹介文にあるがそれ程似ていない。むしろ思索的なプレイは、ウェイン・ショーターの影響を感じさせる。

P･サンベアートのバンド等で活躍したスペインのテナー奏者ヘスス･サンタンドレウ入魂の新作。テナー･サックスに専念し、モーダル-スピリチュアルな世界を約60分にわたって聴かせてくれます。

ポルトガル出身で、現在はニューヨーク界隈で活動する若手ドラマー、ジョアン･レンカストレの新作。これまでのジャズの流れを集約しながら、近未来的なサウンドを志向するジョアンの姿勢は多くの先鋭的なリスナーに歓迎されることでしょう。

活躍目覚しいギタリスト西藤大信、FSNT3枚目となるリーダー・アルバム。アーロン・パークス、ウォルター・スミス・ケンドリック・スコット等NYの最前線で活躍しているメンバーと共に録音した作品で、期待度120％です！

いまやニューヨーク･ジャズの中枢に位置するジェイソン･リグビーの新作。ドラムスがG･クリーバーのため激しいブロウを展開。エネルギッシュなジャズ･サウンドに浸ることができます。