数々の名作を送り出してきたReservoirのニューヨーク・ピアノ・シリーズの中でも筆頭株にあげられるのが、この1枚。これぞまさしく90年代のバップ名盤!

和音のセンスが素晴らしく、危うさをはらんだサウンドから一転して美しいメロディへと転じるオリジナル曲など、独特なものがあります。水彩画の清らかさと油絵の力強さを併せ持ったようなタッチが秀逸。

そのダンディズムあふれる演奏にさらに磨きのかかった本作でも、デニス･アーウィンとリロイ･ウィリアムスとのピアノトリオ編成で人気シリーズ「ニューヨーク･ピアノ」のひとつにエントリー。丸みを帯びたふくよかなタッチで軽快なスウィング感を楽しませてくれます。

ロブ・シュナイダーマン90年代初期のハードバップ名盤。品切れの少ないレゼボア・レーベルの中で何故かこの作品だけは、売り切れのまま入荷が全くなかったのですが、ようやく再プレスが上がってきました。

ロブ･シュナイダーマンの通算10枚目のリーダー作は、パーカー派の名アルト奏者C･マクファーソンと、バリー･ハリスの女房役として知られる名ドラマー、L･ウィリアムスを含む豪華カルテット編です。いまや貴重なビ･バップ･ピアノの真髄を聴きたい方にオススメの1枚。

ロイ・へインズやラッセル・マローンもお墨付きのNYの新鋭ピアニスト、Martin Bejerano のファースト・ピアノトリオ作品が、遂にベールを脱ぎます。

オブライエンの息づかいまでしっかり聴こえる、ライブの臨場感あふれる2004年快心のライブ作品。

ファースト、セカンドと聴いて気分は、ブルースアレイの会場にいるかのよう・・・最高です！

円熟の境地に達したモンテローズの味わい深いプレイ、相変わらずの名伴奏者ぶりで酔わせるフラナガン。モンテローズとフラナガンの久々の再会を捉えた1枚で、2人とも故人となってしまった現在、ますます価値を増しています。

NYを拠点にハード・バップ一筋の活動を続けるトランペット奏者がバレリー・ポノマレフが、ホームグラウンドにしていた名門クラブ「スイート・ベイジル」（後に閉店）に出演したときのライブ・レコーディング。歯切れ良くファンキーなハード・バップを聴かせてくれます。

ロシア出身のトランペッター、バレリー・ポノマレフの1997年クインテット作。今は亡きファナティックなテナーが素晴らしかったボブ・バーグとのフロントが新鮮。