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CAMJ 7815-2
今年の初めResonant盤「Terje Gewelt Trio/Oslo」をべた褒めし、エンリコのここ最近のベストの演奏、今年の早くもベスト3に入るピアノトリオと持ち上げた手前、言い出しにくいのですが・・・
スミマセン。
早くも前言撤回せねばならないようです。（まるでどこかの国の首相みたいですね（苦笑）
真のアーティストの底力というものは、こちらの想像をはるかに上回るクリエイティヴィティがあることを改めて実感させられた作品。
CAMJAZZからリリースされるこのリーダー作さらに、さらに素晴しい出来なのです。
Resonant盤を普段着姿のエンリコとすれば、（親しみやすいエンリコの姿を捕らえた　美メロ作品としてお薦め続行中！）本作はさしずめ21世紀を代表するトップ・ジャズメンとしての矜持がフルに発揮された一作なのではないだろうか？
マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロンという20年来の鉄壁のメンバー。
ピアノトリオというフォーマットでキース・ジャレットのピーコック、ディジョネットというトライアングル構造と双璧をなし勝負できるのは、このメンバー以外ないでしょう。
ピアノタッチ、フレーズ、ハーモニー、メロディー、リズム、全ての面において細心の注意を払ったアートとしての様々な輝きに溢れた宝石箱のような作品となっている。
大衆音楽としてのジャズと芸術としてのJAZZをヨーロッパという土壌に生まれ育った自らの経験から、再構築し解釈した
エンリコ・ピエラヌンツィでなければ表現できない真の凄さが滲み出た傑作だ。

ENRICO PIERANUNZI (p)
MARC JOHNSON (b)
JOEY BARON (ds)

1 END OF DIVERSIONS
2 NO-NONSENSE
3 AS NEVER BEFORE
4 CASTLE OF SOLITUDE
5 PEU DE CHOSE
6 NIPPONO YA-OKE
7 PSEUDOSCOPE
8 DREAM DANCE
9 FIVE PLUS FIVE
Recorded in December 2004 Ludwigsburg (Germany) at Bauer Studios
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