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Cristal
フランスの若手テナー奏者、Damien Prud'Hommeの前作「Intuition」（2004年HEMIOLA）に続く2作目。
自身のレギュラー・カルテットで活動する他、orchestre régional de jazz en Lorraine, Orch. national de jazz de Luxembourg, Fahem Quartet,Mister Oz big band, Glenn's Swing Orchestraなど様々なオーケストラのメンバーとして活動、ヨーロッパ中のジャズ・フェスティヴァルやジャズクラブに出演しています。
彼のテナーの音色は、昔（50年代）のバルネ・ウィランやフランス縁の黒人テナー奏者、ドン・バイアスを髣髴させるオールドというか、エッジのあまりたっていないマイルドで流線型のカーブを思い描くマイルドなトーン。
この音色で、SYLVAIN BEUFやリック・マーギッツァ路線のスタイリッシュなフレーズを吹くのが彼の個性。
「オールド・ボトル・ニュー・ワイン」とでも言うべきか？
ハーモニクスやフラジオをまじえた起伏に富んだソロは、とても新鮮です。
そして、彼のレギュラー･カルテットのピアニストは、アルゼンチンのMDRレーベルからのピアノトリオ作品が、大好評だったSergio Gruz。
グルツの美しく、変幻自在なピアノももちろん聴きものです。
これは、是非ともお薦めしたい2007年仏産テナー・カルテット。

Damien Prud’homme(ts)
Sergio Gruz(p)
Gautier Laurent(b)
Christian Mariotto(ds)

1.Lament chak
2.Menuet to M….
3.Gudule
4.Duo (interlude I)
5.Cyrano
6.Promenade
7.Red fingers (interlude II)
8.Here’s that rainy day
9.Tourne autour
10.Colt (interlude III)
11.Scy jam
12.Comme un jeu
13.Un jour peut etre
2007年作品
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