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Jaro Records BOSREC22108
ドイツの実力派ピアニストHenning Wolterが、「ツール・ド・フランス」をテーマにした彼の作品の中では最新のピアノ・トリオ・アルバム（2008年作品）。
Wolter自身、実際にフランスに赴き、レースの熱狂ぶりや観客の歓声を自らの録音装置に録音、自身のピアノトリオ演奏に被せながら、偉大なる自転車競走へのトリビュート・アルバムとして完成させたコンセプショナルな1枚です。
彼のトリオによるツボを抑えた演奏は正しく快演で、アップテンポのリズムの中を畳み掛けるように駆け巡るフレージング、ゆったりとしたムードの中をピンと張り詰めた緊張感とともに歌い上げる名旋律が印象的です。
スイングを基調としながらも、ロック色の濃い曲を挿入したり、エキゾチックなムードを演出するなど、オリジナリティの創出も忘れていません。
今から、将来レア盤になりそうな雰囲気を漂わせている気になる一作です！(新譜インフォより）

Henning Wolter (p)
Lucien Matheeuwsen (b）
Marcel van Cleef (ds,per,vo on 8)

1.Prologue
2.Downhill
3.La Voiture Balai
4.Breath!
5.Pyrenees
6.Helicopter
7.Provence
8.You Don't Know What Love Is
9.Le Grand Spectacle
10.Le Baroudeur
11.It Could Happen To You
2008年録音
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