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★Brian Chahley/This Way

販売価格 3,150円(内税)
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毎日のように世界中でリリースされている新作を探索していると、それこそ筍の様に次から次へと、新しい有望なミュージシャンが台頭してきていることを実感する。
今は、作品がリリース前から、情報を入手できる時代。
情報があまりにも多すぎて選別することに逆に労力を要するといっても過言でないかもしれない。
作品をリリースすることがCD時代になって、低コストで手軽に作ることが可能になったことを差し引いても、音楽的内容で中身の濃い作品にぶつかることが多いのです。
反面、
新譜を耳にしないファンの方から「最近のジャズは個性がない」という意見をよく頂く。
それは、ある意味当たっていて当たり前だと思うのだ。
何の文化や芸術でも、創成期から黎明期、円熟期にかけて超個性的なアーティストが百花繚乱になるのは、言うまでもないこと。
ある意味、一部のスポーツにも当てはまるかもしれない。
たとえ話をすれば、裾野が1メートル(黎明期)の間の10cmの違いと、100メートルの間(現在)の10cmの違いは、認識の差が同じ10cmでも全く違うのと同じ。
こういって方が分りやすいかもしれない。
昔は力道山の空手チョップで決着がついていたのが、猪木の卍固めになり、藤波のドラゴンスープレックス、タイガーマスクのタイガースープレックス・・・・今や3カウントまでいくつ必殺技をくりださなければならないか分らない、プロレスと同じと言ってしまうと言い過ぎかもしれないけれど、
たとえば、パーカーやモンクが編み出したビ・バップと現代のミュージシャンが何年のかかって追求した音楽的成果を同じ土俵、尺度で語るには無理があるって言うことを言いたいわけ。
それがどんなに、凄い音楽であろうと、パーカーの時代であれば古典として残ったであろう音楽でも現代では、2,3ヶ月話題になるだけで直ぐに忘れ去られてしまう可能性が充分あるからだ。
過去の偉人が凄いのではなくて、時間軸の差と思うのですね。
人間、そんなに潜在的な能力は変わらないと思っているのです。
少しというか大分理屈っぽくなってしまいましたが、そういう耳で聴くのではなくて、音楽自体を素直に耳にすれば、現代ほど裾野が広がり、様々な面白い音楽が日夜生み出されている時代はないと思うのです。

この作品のことに全く触れていないのですが、20歳のカナダのトランペッターが率いるクインテット作品。
デイブ・ブルーベックが主催するブルーベック・インステュート出身。
学校の仲間達と録音したもので、彼等なりのフレッシュなモード〜ポスト・バップ路線の演奏が記録されています。
この演奏も、面白いと思うか、つまらないと感じるか、要は受け取り方如何によるものだと言いたいが為にこんな理屈っぽい文章を書いてしまったのです。
当店のお客様は、もちろん前者だと思うので、この駄文は世間一般にむけて漠然とはなった文章だと受け流してください。

Brian Chahley(tp)
Lucas Pino(ts)
Glenn Zaleski(p)
Chris Smith(b)
Colin Stranahan(ds)

1 Mollie By Matchlight, Sonia By Sunlight
2 Gee, Laila
3 Seeking Clarity
4 Skating Laurie
5 Out Of Focus
6 What You Mean To Me
2007年作品
試聴もここで可能です!
Brian Chahleyの試聴


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