もちまえのバランス感覚を存分に発揮した最新録音盤。

シアトルを拠点に活動するドラマーTAD BRITTONのトリオ作。長年にわたってコンビを組むJEFF JOHNSONとのリズムセクションにMARC SEALESを迎えたピアノトリオ。JAMES TAYLOR作の3曲目「FIRE & RAIN」も聞かせてくれます。　

ビバップ・ファンが快哉を叫ぶ、タード・ハマー渾身のタッド・ダメロン作品集。最近ビバップ・スタイルのピアニストがめっきり少なくなっただけに、ハマーの存在は実に貴重。

前作NATURAL LANGUAGEがジャケ（黄色のガーベラ）・内容共々鮮烈な印象残したTIM LAPTHORNのBASHO2作目。ほとんどがファーストテイク、おなじみのスタンダードたちも新たな生命を得たように歌われている。

ベースがトマス・ステイボナウ、ドラムスがクラウス・ワイス・・・演奏ナンバーが全曲ジョビン集とくれば、名盤の仲間入りは保障されたようなもの！

Peter Zihlmann率いるピアノトリオ・グループTrojaの作品。欧州ピアノトリオ・ファンの愛聴盤になるであろう作品。淡い美しさだけではなく、ラテン的な情熱を感じさせる美メロ・ナンバーも用意されており飽きさせません。

Curling Legsレーベルからの旧作で定評のある名ピアニストの静謐で深遠なる世界。透明でクリアな美しいピアニズムや北欧の曇った空や静かに波打つ海の風景にこの地ならではの、ロマンティシズムを感じ入る一枚。

100年前に作られたピアノを思う存分弾きまくったハードバップジャズ！！“ブルートレイン”、“懐かしのストックホルム”も素晴らしいが、急速調の“マイノリティー”は全盛期のバッド・パウエルを彷彿とさせるスリル満点の演奏！！

ベーシストのアヴィシャイ・コーエン初となるピアノ・トリオ作品。イスラエルらしい民族的哀愁をもったメロディとトリオのe.s.t.的な現代的な感覚が上手く均衡を保ち個性を獲得するに至っている。

多彩な才能を持ってワイドレンジに活動するビル・キャロザーズが比較的ストレートにプレイした好盤。アリ・ホーニッグ、ベン・ストリートとのコンビネーションも抜群です

事故のため44歳で永眠したエスビョルン・スヴェンソンが率いるピアノ・トリオ「e.s.t.」ラスト・アルバム。現代ジャズ・ピアノ・トリオを語る上でブラッド・メルドー、the Bud Plusと並んでこのe.s.t.は一つの大きなスタイルの指標を確立したと言える

若手ピアニスト、ジェフ･ニーヴの2年ぶりの作品。メランコリックなメロディーからパワフルでリズミカルな曲まで情緒豊かに様々な世界を魅せてくれます。

Bent Jaedig1966年から82年の6つのセッションからなるこの作品には、あのA･ボッチンスキ、T･モントリューや、NHOPといった面々も参加。長きに渡り活動を続けるJaedigの歴史を語る一枚。

ヨーロッパ拠点の活躍も目覚しかったのが、このベニー･ベイリーのラウズとのオーソドックスな2管もの。ミュート･トランペットでの端正な演奏が味なハードバップ作。

モダン･ビッグ･バンドのアレンジャーとして最も人気を誇ったサド･ジョーンズの作品。12曲中6曲は、そのサド･ジョーンズのアレンジながら、他の曲は、ソロを採るアーティスト他によって担われていて、その中に、サヒブ･シハブの名前もあること。

Lee Konitz,Warne Marshトリスターノ一派のカフェ･モンマルトルでの貴重なライブ記録。このアメリカ両巨頭のバックをつとめるは地元、という枠を大きく飛び出た存在、ペデルセンとアレックス･リール。

本作はジョン･スコフィールドも参加した、ニルスランドーキーの初期作品。フレッシュなランドーキーはもちろん、ジョンスコのギターが弾けまくっています。

グリフィン＆ロックジョー、1984年モンマルトルでのテナー･バトル･ライヴは問答無用の演奏。男気溢れる勢い溢れるロックジョー、対するグリフィンは歌モノ･フレーズも随所に噛ませてのソロで対抗。

ビ・バップ時代から活躍していたハワード・マギーの70年代に録音された代表作の一枚。