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★ANNE PHILLIPS / GONNA LAY MY HEART

販売価格 2,650円(内税)
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CONAWAGO Records CN1006
今からかれこれ20年ほど前になるだろか、フレッシュサウンドからアン・フィリップスのルーレット盤「BORN TO BE BLUE」が復刻された。
ビル群を背景にした港に佇むコートを着た物憂げな表情のアン・フィリップスの姿を捕らえたショットは思わずジャケット買いしたくなる一作。
岡山の「LPコーナー」に入荷していて即買いを決め込んだ。他のブツを物色している間になんて言う事か他の人にさらわれてしまったのだ。
店長のH井さんに聞くと、最後の一枚だったと入荷告げられる。
その後訪れた倉敷の「GREEN HOUSE」で無事再会できて事なきをえたのであるが・・・
そのアン・フィリップスのアルバムはジャケットと同じくその歌も選曲もそこはかとない寂寥感に包まれた都会的センス溢れるとても好ましいものだった。
聞けば、唯一の作品と言うではないか。
そう聞くと余計に愛着がまして、大事に大事に聴いてきた。
アン・フィリップスという存在自体がそんなわけで自分の中で伝説化、幻の存在となっていたので冒頭で書いたように、アンが歌手活動を継続していておまけに新作をリリースしていることに狐にでも騙されたように驚いたのであった。

それから月日15年ほどは流れ、偶然ANNE PHILLIPSのホームページにたどり着きそこで、新作がリリースされたことを知った。
アン・フィリップスが現役で歌手を続けていること自体が驚きであったし、ましてやこうして新作をリリースしていることにとても驚いたのを覚えている。
今と違って電話回線の途中でぶち切れるサウンドサンプルを何度も聴いて何とかしてその頃から手に入れたいと思っていたのだ。

ようやく聴く事が出来た。
全15曲、40年以上前の前作では全て渋めのスタンダードでかためられていたのに対し、本作は全てアンの作詞作曲によるもの。
そのことからもずっと音楽活動を現役でおこなってきたことが窺がえる。
若い頃の消え入りそうな清涼感のある声ではなく、人生経験を積んだ憂いのある声。そこには力強さもある。唄の表現幅も拡がって1曲ごとの感情表現がバラエティーに富んでいて飽きさせない。
それでいて一本筋が通っていてどのようなタイプの楽曲にもアン・フィリップスの存在がしっかりとしめされているのだ。
個人的には1,6,7曲目が気に入っている。
夜、一人でじっくり聴きこみたいアルバム。
バックも間違いないメンバーだけに最高の伴奏を聴かせている。

Anne Phillips(vo)
Bob Kindred(ts)
Adam Asarnow(p)
Scott Hardy(g)
Jay Leonhart(b)
Grady Tate(ds)

1. Gonna lay My Heart on the Line
2. Watching you Watching Me
3. After All These years
4. Another Day Without Him
5. To Make Them Like Me
6. You Keep Sneakin' Up On My Mind
7. Just When I Need You The Most
8. Wouldn't It Have Been Fun?
9. New York night Time Blues
10. I'd Really Rather Not Try To Put It All Together Again
11. Best Kept Secret
12. Why Can't I Ever Think of Something Clever?
13. Hey, Look Where i Am
14. Right from The Start
15. Bending Towards the Light
2000年作品
BR>試聴もここで可能です!是非聴いてみて下さい
ANNE PHILLIPSの試聴
再入荷待ち

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