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NYの無名だけど才能溢れたトロンボーン奏者4人が集ったもうひとつのフォートロンボーン。
Scott Reeves,Tim Sessions,Mark Patterson,Tim Newman の4人のトロンボーン奏者が結集したグループ、MANHATTAN BONEの2004年作品。
タイトルに、トリビュートとあるように、J.J.ジョンソン、ギル・エバンス、デューク･エリントン、ウェイン・ショーター、ボブ・ブルックマイヤーの楽曲ないしは、縁ある曲が選ばれています。
各メンバーの知名度は低いと思われますが、その音楽性は、ソロにアンサンブルにとても高度な音楽性を感じます。
なにしろ、4人のトロンボーン奏者全員を初めて聴くもので、ソロの聞き分けなど出来ないのだけど、各人が素晴しいテクニックとジャズマインドの持ち主なのは、分ります。
バックのピアノトリオのサポートも、「5 Minutes To Madness And Joy」が人気のJim Ridlのトリオなので、いうことなしです。
3曲目のトリオ演奏の部分で、アクセルを踏み込んでグッと一気に加速していくかのように、倍テンになっていくようなところが、第2期マイルス黄金クインテットのハービー、ロン、トニーのトリオみたいで滅茶苦茶カッコいいです。
まさに、切れ味抜群のトリオです。
ギル・エバンスの「GONE」での分厚いアンサンブルテーマとそれに続く各人のコレクティブインプロヴィゼーションやRidlのソロ、「Where Flamingos Fly」のギルのマジックアレンジのあの感じがとてもよく出ているところなど、聴き所満載の隠れ名盤として推薦いたします。
「Caravan」やショーターの「Tom Thumb」も演っています！

Manhattan Bones
Scott Reeves - alto flugelhorn, alto valve trombone, tenor trombone
Tim Sessions - tenor trombone
Mark Patterson - tenor trombone
Tim Newman - bass trombone
Jim Ridl - piano
Mike McGuirk - bass
Andy Watson - drums
1. Shutter-bug
2. Pavane
3. Waltz from Shape Shifter
4. Gone
5. Where Flamingos Fly
6. Caravan
7. Congressional Roll Call
8. Tom Thumb
9. Hum
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