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KERRY STRAYER QUARTET with special guest GARY FOSTER/PLAY IT WHERE IT LAYS

販売価格 2,650円(内税)
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自主制作 CD-R
ミズーリ州在住のバリトン奏者、KERRY STRAYERの最新アルバムで、現代アルトサックス界の無冠の帝王とも言えるかな? GARY FOSTERの存在がなんと言っても大きい。
オープナー「3625S CENTRAL」は、「アウト・オブ・ノーウェア」のコード進行を使った作品で、作曲マナー、演奏とも当時のトリスターノ・ジャズのマナーを使っている。
これだけで、このアルバムの評価は一気に上昇。
最近、トリスターノを題材に演奏するミュージシャンが世界的にもあちらこちらで増えてきて、こういう動きがトリスターノの音楽の再評価につながると思うのでとても喜ばしいことだと思うのです。
もちろん、40年代後半から50年代初頭に実際吹き込まれたクールジャズの金字塔作品のような、人間業とは思えない、ひょっとしたらサイボーグが演奏しているのではと思うような冷徹さをも感じさせる真の意味での「冷たい」ジャズがここで演奏されているのではありません。
コニッツやマーシュの演奏で言えば、アトランティック時代に相当する音楽が演奏されている。
トリスターノジャズ特徴のひとつホリゾンタルなメロディラインはそのまま、アドリブ自体は各人の個性を活かした暖かいものを感じる。
決して生温いわけではなく、そこはピシっとしたプロフェッショナルなものなのは言うまでもない。
御大コニッツの現在の垂れ流し的プレイ(ある意味それで凄いのだからジャズ仙人というべきか)に比べてフォスターはこの2,30年プレイのクォリティーを全く落としていない。
現代のアルトサックスプレイヤーの中で、50年代のコニッツ(当人は70年代以降別のスタイルに変貌)にもっとも近い存在だと思う。

ストレイヤーはそのフォスターの弟子に当たる存在で、前作のセプテットによるアルバムにもゲイリーが参加していたのですが、ストレイヤー自身がもっとスモールコンボで、フォスターと一緒にアルバムを作りたいという願いが実現した作品が当作にあたります。
各演奏には触れないけれども、アメリカジャズ界のマイナーながらも音楽的に極めて上質で高度な音楽性が表現された内容の作品で、まともに評価されてほしいアルバムです。

Kerry Strayer(bs)
Gary Foster(as,ts)
Paul Smith(p)
Bob Bowman(b on 2, 5-9)
Todd Strait(ds on 2, 5-9)
Frank Mantooth(p on 1)

1 3625 Central
2 Blues O'Mighty
3 Perfectly Frank
4 Jammin' At The Kirk
5 Funk In Deep Freeze
6 Mentor
7 All Too Soon
8 Friends Again
9 Play It Where It Lays
10 Bertha The Dragoness

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