逸材マルチ・リード奏者、フェリーチェ・クレメンテとアコースティック・ギターの詩人、ハビエル・ペレス・フォルテの‘音の対話’。ヤン・ガルバレクとラルフ・タウナーがイタリアに生まれていたら、きっとこんなデュオを繰り広げていたのではないでしょうか。

オーソドックスなジャズ・ピアノ・スタイルからフュージョン系、クラシック系までマルチにこなす才人マッシモ・コロンボクラシカルな一面を大きくフィーチャーした作品。クラシック・ファンで、ジャズも聴いてみたいというひとには特にオススメです。

青い瞳の美女、エウジニア・ムナーリの新作。歌には強烈なスイング感が宿っており、フェイクやスキャットよりも、メロディの美しさを生かしながら歌詞をじっくり聴かせるところもムナーリのいいところです。

クール派テナーの大御所テッド・ブラウンと人気ピアニスト、ジーン・ディノヴィの燻し銀コンビのヨコハマでのライヴ録音！

アップテンポ・ナンバーでの、ニコラのパット・マルティーノを彷彿させるギターとファラオの畳みかけるような燃え上がるモーダルなソロのやりとりが特に素晴らしい。2000年代に録音されたイタリア・ジャズ、ギター名盤としてお薦めいたします。

ベルリンを中心に活躍するピアニスト、Ralf Ruhのピアノ・トリオ作品。抒情的な側面とスインギーなリズム感、きりりの切り込むフレージングがバランスよく、伝統的なピアノ・トリオのよさと、ヨーロッパ的なリリカルなセンスが溶け合った推薦盤。

オランダの俊英ピアニスト、Robert Rookが、『Dangerous Cats』 で3曲の共演をしたテナーマンRob Armusを全面にフィーチャーした待望のワンホーン・カルテット盤が誕生！終始情熱的な演奏が繰り広げられる、ハードバップ推薦盤です。

ひょっとしたら、今年の3本指に入る出来具合かもしれない。透明感と哀愁が理想的な出逢いを遂げたユーロ・ピアニズムが眩しい輝きを放つ。静けさの中から幕をあけ徐々に転調した展開を見せるオープナーとコルトレーンの5曲目が特に素晴らしい

50年代の半ばから60年代の初頭にかけて、モダン・ジャズの黄金期時代を支えてきた名ベース奏者、チェンバースの隠れた秀作。同郷のユゼフ・ラティーフが5曲を提供、ジャズ・メッセンジャーズを思わせる3管編成で、P.C.流ハード・バップの真髄を存分に展開。

ハード・バップの代名詞モーガンがその全盛期に、最高のメンバーを得てヴィー・ジェイに残した名盤。1枚目にはオリジナルLP(SR3007)収録のマスターテイクを、2枚目には後年、日の目をみた別テイクを完全収録。

アルトの名手フランク・ストロージャーが、Vee Jayに残していたワン・ホーン・カルテットによる未発表セッション。(1)から(7)の7曲に、別テイク・ショート・バージョンなど8曲を追加、全部で15曲。

エディ・ヒギンズとベニー・グリーンのVee Jayより発売された2つのLP音源をメインにカップリングされた徳用盤。24ビットリマスタリングの高音質でこの度蘇りました！

信号機のジャケットでおなじみ、モダン・ジャズの名盤。マスターテイク中心に構成された1枚目と2枚目は別テイク郡で占められ、非常にすっきりとした曲順・構成になった。