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BRAMBUS
今年発売された、ワッタンウィルとのデュオ作品でたぶん初めて耳にした方も多いのではないかと思うスイスの若手正統派ギタリストの2003年リーダーアルバム。
タイトルのように、ウェス・モンゴメリーの影響を結構受けていることはプレイボタンを押して数十秒の間に感じます。
シングルノートでの正統派プレイでウェスの影響を受けていないプレイヤーなんてまず、いないだろうからここではあまり触れてみてもしかたないのだけど、アルバムタイトルに使う程なので、とても尊敬している存在なのだと思います。
もちろん、ウェスのまるまるコピーではなくて、ジム・ホールやケニー・バレル、ジミー・レイニー歴代の巨匠の演奏は当然研究しているであろうし、ロックやブラジルやクラシックの演奏家のプレイにもインスパイアされたであろうことは、容易に想像がつくのですが、いろいろ試してみた結果、現在のプレイが出来上がったのだと思う。
絶妙なフィンガリングとタイム感覚がとても良いし、メロディーを歌わせることに長けている。
作曲も素晴しくて1曲目〜3曲目や8曲目などいい曲書いてます。
8曲目など、マーク・ホイットフィールドが以前書いていたような作品なのだけど、ぺリンはぺリンで、疾走感のあるナンバーで素晴しい。
ブルージーなイメージはほとんどしないのだけど、聴後心地よい爽快感を味わえるギタートリオだと思います。

Nick Perrin(g)
Girogos Antoniou(b)
Peter Horisberger(ds)

1.Wes' Side
2.Someday in April
3.Cold Rain
4.Is That What You Want My Dear?
5.2 P.M.
6.Joy Spring
7.Garden Patch
8.Catch Me
9.I Should Care

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