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★松本茜 Akane Matsumoto Trio / MARWARID(CD)

販売価格 3,300円(内税)
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CONCEPT RECORD CR22
穏やかで、気品を漂わす。そして迫ってくるのは揺るがない決意だ。
ジャズを愛し、人を愛し、真っ直ぐピアノを弾き続ける。
献身と信念の水路。それが”MARWARID”なのだ。

ピアノトリオとしては6年ぶりとなるアルバムリリースになりました。
私の音楽活動の主軸となるピアノトリオの音楽を皆さんにお届けすることが出来て、心から嬉しく思います。
信頼するリズムセクションの皆様と、とてもリラックスしてレコーディングすることが出来ました。
デビューから18年、ますますピアノを弾くのが楽しくなってきました。
今でもこうしてアルバム制作が出来るのは、素晴らしい演奏で応えてくれるミュージシャンのみなさん、尊敬するライブハウスの皆さん、そしていつも楽しみに待っていてくださるリスナーの皆さんのおかげに他なりません。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。

1.Dream Dancing
10歳の誕生日、北村英治さん(cl)の”DreamDancing”というCDを両親に買ってもらいました。美しく遊び心があって、ジャズの粋な楽しさが詰まった大好きなアルバムです。それは当時の私が知りうるジャズのすべてでした。ソロまで覚えるほど何度も繰り返し聞いて、いつか私もこんな風に演奏できるようになりたいなぁと心躍る日々を過ごした思い出の曲です。
数年前、ジャズフェスで久しぶりにお会いした北村さんが開口一番、「あんなに小さかったのに、育ったねぇ~」と冗談交じりに温かく迎えてくださいました。優しく上品でユーモアがあり、笑顔の素敵な北村さん。いつまでも私の憧れです。

2.Marwarid
30年以上に亘りパキスタンやアフガニスタンで医療活動と人道支援をして来られた医師・中村哲さん。25kmにも及ぶ用水路を現地の人々と作りました。未曾有の大旱魃や戦争によって荒れ果てた土地を緑の大地へと変貌させました。現地での根本的な飢餓対策、自給自足の復活を訴え、自ら重機を扱い、そこに住む人たちの心を開き力を合わせ、結果65万人以上の命を救うこととなりました。時には戦闘機が頭上を飛び交うという危険な状況もありました。
ゆっくりとした人の歩みの速度で用水路が少しずつ水で満たされていく様子は、映像とはいえ実に胸に迫るものがありました。村の人達が喜ぶ姿に微笑む中村先生の姿と、その目前に流れる美しい水が重なります。”真珠”という意味を持つマルワリードと名付けられた、命を繋ぐ用水路。この曲は中村先生への心からの敬意を込めてタイトルに”Marwarid”と名付けました。
そしてこの曲が今回のアルバムタイトルとなりました。

3.Buddy
大事に育ててきた自宅のYAMAHAのピアノと、愛犬。人生に彩りと潤いを与えてくれる、私の大事な相棒たち。
本当に大事なものや環境がいつのまにか当たり前になり、永遠に傍にいると錯覚したりすることがないように。
”Buddy”(相棒たち)を慈しみ、毎日を積み重ねていきたいと思います。

4.Someday you will be sorry
心に深く染み入るような美しい曲ですが、元奥様とのお別れの際に言われた、”いつか絶対後悔するわよ”という台詞が曲のタイトルになっているといわれています。ルイ・アームストロングといえば”What a wonderful world”が大変有名ですが、個人的に印象的なのは、1947年の映画”NewOrleans”。本人役として出演しているルイ・アームストロングが、笑顔でジャズを演奏しメンバーを紹介するシーンは何度見ても楽しい気持ちにさせてくれます。同時に、映画の中でも外でも、根強い黒人蔑視があったという現実も痛切に感じました。メイド役として出演したビリー・ホリディは、彼がいなければ最後までやりきることはなかったと自伝で述べています。

5.This here
ボビー・ティモンズといえばファンキー・ジャズを代表するピアニストであり、「蕎麦屋の出前持ちが口笛を吹く」とまで言われた世界的ヒット曲、”Moanin’”の作曲者。私はファンキーなスタイルやブルージーな曲も好んでよく弾きます。ジャズとはどんな音楽なのかを問われると多種多様な意見があるかと思いますが、ジャズを演奏する上でスイングとブルースはその要であると私は信じています。

6.When summer comes
冬の暗闇から季節が巡ると、春の色彩が戻り花々から弾けるような香りが漂う。緑が芽吹き、希望の色合いが見えるーー。
生前この曲に歌詞を付けることを提案していたニール・ペデルセンの意思を継ぎ、エルヴィス・コステロによってこのような美しい歌詞も付けられています。1993年に脳梗塞で倒れたピーターソンが懸命なリハビリを経て復帰し、ライブ録音として発表されたアルバム”A Summer Night in Munich”の中に収録されている名曲。復帰後のピーターソンの音楽は、より一層全てを大きく包み込むような温もりと優しい世界観を感じます。

7.In the still of the night
コール・ポーターの曲は優雅でドラマチックな印象もありつつ、型にはまらない構成や一捻りされたコード進行は演奏していてとても魅力を感じます。この曲はエロール・ガーナー、オスカー・ピーターソン、エディ・ヒギンズ、ジョージ・シアリングなど、数多くの名ピアニストにカバーされてきました。私ならではのアレンジをお楽しみいただけると嬉しいです。

8.The lonely ones
ローランド・ハナといえば、若者の教育のために私財を投じ、リベリア大統領から正式に名誉騎士の称号を授与されている類まれな音楽家です。私も愛聴しているソロアルバム”Plays the music of Alec Wilder”のジャケットにご本人の写真が使用されているのですが、その瞳の美しさと穏やかな表情に、柔和で清廉なお人柄を想像せずにはいられません。また、サラ・ヴォーンの歌う”Seasons”や、ジョージ・ムラーツとの”Wistful moment”など、名曲も多く残されており、このブルージーなナンバーも私のお気に入りの一つです。ローランド・ハナの素晴らしい音楽や功績に触れるたび、人としての在り方までも考えさせられます。善くも悪くも、音楽はその人そのもの。豊かな心を持ち続けることに努め、他者への思いやりを持って生きることが、音楽の成熟にも繋がっていくのではと考えています。
松本茜

Piano Akane Matsumoto
Bass Shinpei Ogawa(M1.2.3.6.7.) Koji Yasuda(M4.5.8)
Drums Junji Hirose(M1.2.3.6.7.) Nobuyuki Komatsu(M4.5.8)

1.:Dream Dancing (Cole Porter)
2.:Marwarid(Akane Matsumoto)
3.:Buddy(Akane Matsumoto)
4.:Someday you will be sorry(Lous Armstrong)
5.:This Here(Bobby Timmons)
6.:When summer comes(Oscar peterson)
7.:In the still of night(Cole porter)
8.:Lonely ones(Roland Hanna)
2026年作品

2026年9月2日発売予定 ご予約承り中です。

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