販売価格 2,400円(内税) 購入数

2000年のピアノトリオ作品の評判が良いラリー・ブラウンの2006年クインテット作品です。
現代マイナーハードバップの名盤として、セシリア・コールマンの「ヤング・アンド・フーリッシュ」や再び人気高騰の「ザ・ナイロビ・トリオ(現DMQ クインテット）」などが直ぐに挙げられると思うけど、この作品もその中に充分加えられる完成度とパッション、心意気のようなものが感じられる一作。
全国で約3800人ほどいらっしゃるハードバップ愛好家の皆様には、是非耳にしてもらいたい作品です。
とにかく、ハードバップはハートが聴こえてこないと駄目。
日本盤企画や大手レーベル作品の場合、どうしてもセールス面で一定の数に乗せることをもとにプロデュースがなされるので、セッションのために集められたメンバーによる急造グループであることがほとんどというのが実情で、もちろん彼らは一流中の一流なのでそこそこのクオリティーの作品には、なるのだけど今一歩情熱のほとばしりのような、ハードバップというスタイルがもつ暖かさが、ダイレクトにこちらに伝わってこないと感じないだろうか？
先に挙げた2枚は、それが感じられたから皆に支持されたのだろうし、いまだに売れ続けているのだろう。
本当に良い作品とは、広告の力など借りなくとも、市場に出れば自然とじわじわと売れ続けていくものなのであります。
多分、多くの方がこの作品のメンバーの1人も名前をご存知ないかもしれないけど、彼らのハードバップは本物です。
あれこれ説明するよりも、聴いてもらえば言わんとすることは一聴瞭然だと思う。

Larry Brown(p)
Kent Miller(b)
Greg Holloway(ds)
Kyle Funn(tp)
Peter Fraize(ts)

1. Hopscotch
2. What Is This?
3. My Foolish Heart
4. Funk in Deep Freeze
5. Waltz For Katie Devine
6. It’s You or No One
7. Sail Away
8. Lotus Blossom
9. Old Folks
10. Big Bertha
2006年8月7,8日録音

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