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自主制作
もともとは、ギタリストだったGeoff Aymerは、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでのチック･コリアのソロピアノを聴いてピアノに専念することを決意したらしい。
チックのその日の演奏にようど感銘を受けたのでしょう。
Aymarのスタイルは、ピアノという楽器のタッチや響きをとても重視しているように聴こえる。
ちょうど、チック・コリアが「ピアノ・インプロヴィゼーション」で素晴しいアドリブと共にピアノという楽器の美しさを最大限に引き出したように・・・

ロスのクラブでソロやスモールコンボで、ほとんど毎日演奏活動を行なっているAymarの、これは2枚目のリーダーアルバムで、ギターにLarry Konnseがフューチャーされています。
全曲オリジナルで、ブラジリアンテイストやポップな風味を少し効かせた中々の好ナンバー揃いで、聴いているとロスの青い空や爽やかな風が思い浮かんできます。
ラリー・クーンツが各曲でフューチャーされており、上手いところを見せています。
私の一押し曲は9曲目「ブエノス･アイレスの夜」...
クーンツのボッサギターが素晴しい美メロナンバーです。
続く10曲目「Last Kiss」も良い。
これ以上やりすぎるとダサくなる一歩手前で寸止めするあたりなど、AymarもKonnseもさすがLAの音楽シーンで長く活躍しているだけのことがある。
特にこの2曲は何度もプレイボタンを押したくなりました。

Geoff Aymar(p)
Larry Konnse(g)
David May(b)
Kendall Kay(ds)

1 Can't Stop Now
2 Fiesta
3 Memento
4 Katie's Rainbow
5 Hopeful Heart
6 Slinkin'
7 Amanda's Dance
8 Wigglestomp
9 Noche En Buenos Aires
10 Ultimo Beso (Last Kiss)
11 When You Were Here
2006年作品

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