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TIPPIN RECORDS　TIP1101
現代ハードバップの実に活き活きとした内容の好作品で、2004年にリリース後、その内容の良さから評判を呼び、完売して入手困難になっていましたが、昨年ジマー自身の手によって再プレス、再び入手可能になりました。
排気量の大きな車が、余裕をもって高速道を滑走しているかのような、パワフルなのだけど、スムースでマイルド味を帯びたJoel Frahmのテナー、切れ味と鳴りのよさが魅力のMichael Rodriguezのトランペットのフロント勢2人の健闘が称えられます。
FSNTのリーダー盤で御馴染み、Rick Germansonと日本が世界に誇るピアニスト百久徹（余談ながら百久の妹は、寺島さんの経営する喫茶店でアルバイトしたいたことがあるらしい。）という2人の素晴しいピアニストを曲によって使い分け、2003年にブルックリンで録音。
リーダーとして、全体を鼓舞して、一つの作品にまとめていくPete Zimmerの才能はこのデビュー作において既に充分窺えると思います。
現代ハードバップ名盤として推薦いたします。

Joel Frahm(ts)
Michael Rodriguez(tp)
Rick Germanson, 百々徹(p)
John Sullivan(b)
Pete Zimmer(ds)

1 Search
2 Road Taken
3 Common Man
4 Whole New You
5 Time That Once Was
6 5 A.M. Blues
7 Hustlin
8 Daytona
9 Darn That Dream
10 Common Man [Alternate Take]
2003年2月24，25日録音　System Two Studios,　Brooklyn,NY

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