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RESERVOIR RSRCD157
ECMレーベルへの諸作により、叙情派ピアニストとしての印象も強いスティーブ・キューンですが、20代の始めにはケニー・ドーハムやジョン・コルトレーンのバンドで演奏したハード・バッパーでした。
このアルバムはそんな彼の一面を改めて示した作品といえばいいでしょうか。
さすがReservoirという声があがるほどの秀逸なハード・バップ調作品となりました。
マイルス・デイビスの演奏で有名な(5)、(7)の切れ味、「マイルストーンズ」のメロディを挿入しながら快調に仕上げた仕上げたスタンダード(9)など、ここには時代を超えたピアノ・トリオ・ジャズが息づいています。
こんなにハードにスイングするキューンは、Reservoir盤でしか聴けません。
ルディ・バン・ゲルダーの録音も見事です。

Steve Kuhn(p)
David Finck(b)
Billy Drummond(ds)

1.Countdown
2.Chalet
3.Last Year’s Waltz
4.Wrong Together
5.Four
6.Why Did I Choose You?
7.When Lights Are Low
8.She’s Funny That Way
9.Speak Low
10.Tomorrow’s Son
Recorded at Van Gelder Recording Studio,Englewood Cliffs,NJ,October 19 & 20,1998

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